叢生及び開咬の方の透明トレーによる矯正症例
見えない装置を希望されていました。
透明トレーによる矯正治療の特徴として、顎間関係や大きな歯牙移動はできませんが、下記のケースのような中程度の叢生の改善には、適応といえます。
上図が初診時です。治療の中盤戦まで、裏側からの固定式装置で治療しました。
治療の後半戦に入って、下記のように透明トレーによる治療に変更しました。
叢生を改善すると、一時的に開咬状態になります。微妙な凹凸を透明トレーで修正しているところです。
3個目のトレーです。かみ合っていなかった前歯部分が少しずつ閉じてきました。
下図が治療後です。上下顎の叢生及び開咬は解消され、良好な治療結果となりました。
透明トレーによる矯正治療は、症例の選別さえ誤らなければ、非常に有効な装置の一つと言えます。
治療内容 | 42才女性 上下叢生に対してディスキングを行った後、そのスペースを利用して透明トレー6個で再配列を行い改善した |
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費用 | 360,000円(税別) |
期間 | 16カ月 |
リスク | 保険適応の治療に比較し治療費が高額になります。 矯正治療中の歯の移動の際、痛みを伴う場合があります。 |