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第548回 食育⑤~老年期~

 

老年期の生活背景は身体能力が低下し、認知症の進行や低栄養、虚弱が発現することがあります。
全身疾患への罹患も増えて、薬の副作用も懸念されます。
社会的役割を失うことで人間関係や生活の張り、欲求を失うことにつながりやすくなります。退職の時期になるので収入も減少します。
配偶者との死別などにより、一人暮らしの高齢者は人と話す機会が減ってしまいます。

 

☆老年期の食生活の問題点

高齢者の2割は低栄養といわれています。特に、タンパク質など体を作る基となる栄養素が足りていない状態が懸念されます。タンパク質が不足すると、脱水・筋力の低下による転倒で骨折や寝たきり状態になる可能性が高くなります。
摂食嚥下機能の低下や、ムセや唾液分泌量の低下などにより食形態の配慮・塩味や苦味を感じにくくなるため味への配慮が必要になります。
認知症の進行で食欲の低下にもつながることがあります。


☆老年期の口腔内の問題点

加齢や薬の副作用に伴い唾液量が減少し、口腔乾燥が起こります。口腔乾燥が起こると虫歯にもなりやすく、入れ歯も合いにくくなります。また、低栄養で痩せることによっても入れ歯の不適合が起こり食欲不振にもつながり、口腔機能も低下していきます。
加齢による手指の衰えから口腔内の清掃も不十分になり、歯周病の悪化も起こります。
これらの要因によって十分に食事を楽しめないなど負の循環が起きてきます。

 

この写真の方は上と下両方に入れ歯をはめています。下の歯は沢山残っていますが、上はほとんど無いためしかっりかんで食べることは難しいです。歯の本数が減るほど食事は困難になってきます。

高齢者の方は『楽しみはおいしい物を食べる事』と言われる事が多いです!!
口は健康の入り口とも言われていて、口腔内を健康にすることは全身の健康維持につながります!!最期の時までおいしく食べるためにも少しでも早いうちから口腔ケアに興味を持って頂けたらと思います♪

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