第445回 歯の変色
<歯の色は毎日の食事+加齢によっても着色が進みます。> ■加齢によって・・・歯の表面はエナメル質で覆われていますが、年齢とともに、このエナメル質は薄くなって いきます。そのためエナメル質の内側の象牙質の色が透けて目立つようになるのです。 象牙質自体も加齢で黄色くなるので、余計に歯が黄色く見えるようになります。これは誰でも起こることなのですが、毎日のブラッシングで歯を強く磨きすぎていたり、研磨剤入りの歯磨き粉などで歯を磨きすぎるとエナメル質が薄くなりやすい場合もあります。 ■食事によって・・・毎日の食事の好みも歯の色に大きく関係します。 |
<逆に、歯を白くするのに役立つ食べ物もあります。>
・チーズ:口の中の酸を保護するタンパク質、カルシウム、リンが豊富
・ごま:歯の表面に付いた歯垢を落としてくれる
・パパイヤ:パパインという成分が歯に付着した汚れを分解して落としてくれる
・鮭:骨や歯の健康に必要なカルシウムやビタミンDが含まれている
・しいたけ:口の中のバクテリアの成長を妨げる
・タマネギ:虫歯の原因のバクテリアを減少させる
・パイナップル:歯についたシミを落としてくれる
・ブロッコリー:鉄分の働きで、歯のエナメル質を守る酸に強いバリアを作る
・しょうが:口の中の組織の健康を維持するための抗炎症作用の働きがある
・にんじん:丈夫なエナメル質に必要なビタミンAを含む
・バジル:口の中のバクテリアを減少させてくれる
・りんご:リンゴ酸が歯の色素沈着や黄ばみを解消する
・ごぼうやセロリなど、繊維質の食べ物:良く噛むことによって、歯についた汚れを取り除く事ができます。