第404回 静かに進行する歯周病
歯周病の恐ろしい点は、初期のころには痛みや腫れなどをほとんど感じないことです!!
痛みや腫れ、歯がぐらつくなどの症状が出てくるのは末期になってからで、それまで自覚症状はほとんどありません・・・。
なのでこれまでに虫歯が無かったり少なかった人でも歯が丈夫!!だからといって歯茎も健康とは限りません。
自分では気づかないような軽いものも含めると、なんと成人の8割以上がかかっていると言われています。
30代以上の人が歯を失う原因のトップは虫歯ではなく歯周病なので、注意が必要です!!
歯周病(歯槽膿漏)は大きく分けて,歯肉炎と歯周炎があります。
歯肉炎は歯ぐきが赤っぽくなり腫れはじめ、少しかゆいような・浮いたような・痛いような感覚があり、
歯磨きなどの際に少し出血を伴い口臭がします。
歯肉に炎症がある状態です。
歯周炎は歯肉炎の症状より深刻で、冷水や甘いものがしみたり・歯根が見えてきたり・歯に動揺がでてきたり・歯並びが変わってきたり・・・食べ物を噛むと痛みがでてきます。
これらは歯槽骨が破壊(歯を支える顎の骨が吸収された)されている状態です。
歯周病の自己診断をしてみましょう
・歯みがきの時、歯肉から出血はありませんか?
・ 歯肉の色が変わったり、腫れたり膿がでたりしてませんか?
・ 口臭は気になりませんか?
・1本でもグラグラする歯はありませんか?
・歯肉が下がって歯が離れてきてるような感じはありませんか?
・歯並びやかみ合わせには変化はありませんか?
気になっている方は正確な歯周病度を、目盛りのついた細かい歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)用のスケールや
レントゲンなどで詳しく診る事ができるので、診療してみて下さいね☆