第339回 歯ぎしりのお話
寝ている時に歯をギリギリしたり、日中でも無意識のうちに歯ぎしりをしている人がいます。
顔をしかめたくなるような嫌な音ですよね。
歯ぎしりは口の中の正常な状態ではなく、何らかの異常な要因によって引き起こされます。
上下の歯を左右、前後にこすり合わせたり、強く歯をくいしばったり、カチカチと軽く噛み合わせたりするのが主な症状です。
原因として
・ 精神的緊張(精神的ストレス)
・ 噛み合わせの不均衡や異常
・ 中枢神経系の異常
などがあげられます。
正常な人でも、睡眠中に15分ほどの歯ぎしりをしています。自分で歯ぎしりをしている自覚のある人や、他人から歯ぎしりを指摘されている人などは約40分、長い人になると1時間30分も歯ぎしりをしているというのです!
歯ぎしりが原因で咀嚼器官系の全体のバランスが崩れたり、慢性の頭痛が起こったりと、やっかいな問題もはらんでいます。
下手をすると顎関節症に移行することもあるといいますから怖いものです。
原因のひとるに精神的ストレスがあがっていますが、運動や趣味の時間を作って上手に発散できるといいですね。
また気になる方は、歯ぎしりの負担を軽減するマウスピースを作ったりもできますので、お気軽にご相談ください。