第325回 妊娠初期にⅩ線をあびてもいいの?
人間の胎児は10カ月間、お母さんのお腹の中で成長します。
なかでも妊娠初期は、各器官のもとになる部分が形成される重要な時期です。
この時期はⅩ線に対する感受性が高いので、Ⅹ線を浴びると障害を起こしやすくなります。
なので、Ⅹ線検査はできれば妊娠12週以降にする方がいいと言えます。
妊娠中に放射線を大量に浴びると、お腹の赤ちゃんに影響が出ることがありますが、
通常のⅩ線検査で浴びる放射線の量は非常に微量です。
「妊娠判明直前に、職場の検診でⅩ線検査を受けた」場合など、放射線の量は微量なので、心配する必要はありません。
歯科のⅩ線はたとえ12週以前でも胎児に障害を起こすような事はありません!!
心配な方は、さらいに鉛の入った防護エプロンを付ければⅩ線の量はほぼゼロ!!
全く心配ありません!安心して治療ができます♪