第253回 ~デンタルリンス~
虫歯になりにくい口腔内、歯周病が進行しない口腔内・・・
良い口腔内環境を作る為にはどうしたらよいのかを考えると、
最終的にはプラークコントロールと自宅でのセルフケアになるます。
口腔内環境の悪化を招く因子は、大きく分けて3つあります。
①歯並び
②唾液
③口腔細菌
①の歯並びは矯正をしない限り、
ブラッシングを丁寧にしさえすれば、プラークコントロールできます。
唾液にも沢山の効果がありますが、
ストレスや食生活の乱れなどで唾液量や性状にも影響します。
③の口腔細菌は自分ではどうしようもないと感じる人もいるかもしれません。
しかしこれが一番コントロールできるのです。
口の中の細菌は星の数ほどあります。
その中には虫歯菌だったり、歯周病菌なども含まれますが、善玉菌も存在します。
普通に生活していても、細菌をゼロにする事は無理なのですが、
減らすことは可能です!!
ブラッシングでプラーク(最近の塊)を除去してしまえばよいのです!
虫歯や歯周病が進行するのは食事中ではありません。
食後や寝ている間は唾液量が激減します。
その後にいかに原因菌が少ないかで勝負がきまるのです!
自宅でのセルフケアはブラッシングが主です。
それを補助するものに歯磨剤、デンタルリンス(洗口剤)などがあります。
最近では口臭を気にされる方が増え、市販のデンタルリンスも沢山増えています。
薬用成分を含む物とそうでない物があります。
スーパーや薬局でも沢山販売していますので、裏面の成分表や効能などを読んで、
自分に合った物を選ぶとよいでしょう★
ただ、気をつけてもらいたい事は爽快感が簡単に得られるので、
ブラシを使わず洗口だけで終わったりするのは、全く意味がありません。
プラッシングでプラークを綺麗に落とした後、デンタルリンスで細菌の増加を抑える事が大切です!!
口臭予防、歯周病、虫歯予防の為にも、デンタルリンスに注目してみてください!!!