第113回 三又プライヤー??
今回は三又プライヤーというちょっと聞き慣れない器具のご紹介です。
でも案外大活躍な器具なのでみなさん見かけたことがあるかも?
床装置の維持に重要な奥歯にかかるバネをアダムスクラスプと言いますが、装置をつけたりはずしたりしていると緩んでくることがあります。
口の中では左の写真のようにようにクラスプが浮いてしまっています。これではカパカパして床装置が安定しません。そして浮いてしまったまま拡大しても効果がありません。
そこで登場の三又プライヤー!
名前のとおり三つの先があります。
三又プライヤーの真ん中でクラスプのつけねをつまんでちょっと曲げると・・・
ほら!!
歯にぴったりのクラスプになりました。
このプライヤーは他に義歯のクラスプがゆるくなった時やきつくなったクラスプをゆるめる時にも使います。
ちょっとした調整で快適に使えるようになるのでなにかあったらご相談くださいね。