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第86回 石井歯科医院探索!~⑪型どり<その①>~

歯の治療に行くと、歯型をとられることがよくありますよね。詰め物やかぶせを作るとき、入れ歯を作るとき、矯正装置を作るとき、どれも歯型をとらないと作れません。
石井歯科医院でもよく歯型をとります。歯型をとらない日はないくらいです。歯型をとるといえば、ベタベタしていて気持ち悪い、とか、苦しい、というイメージでしょうか?
では、実際に、どのような材料を使って、歯型をとっているかはご存知でしょうか?
今回は歯型をとる時に使う材料や、道具を紹介したいと思います。

診療室のつきあたりに流しがあるのですが、その横にいつでも歯型がとれるように材料が用意してあります。

このケースの中にはアルジネート印象材という粉の材料が入っています。簡単な型をとるときはこの材料だけで型をとります。

この機械のには寒天印象材という材料が入っています。寒天印象材は温めるとやわらかくなり、さめると固まります。この機械で,作業するのに最適な64度に保温してあります。寒天印象材は精密な型をとる時にアルジネート印象材と一緒に使います。

これはラバーボールといってアルジネート印象材を練るための器です。名前のとおりゴムでできていて、さわるとグニャっと変形します。

このヘラのようなものは、スパチュラといって、アルジネート印象材を練るための道具です。なんだかお菓子作りにも使えそうな形ですね。

こちらは一見注射器のように見えますが、これには寒天印象材を入れて使うシリンジです。痛くないのでご安心を!!

このトレーに材料を盛り付けて、歯型をとります。これは上顎用で、アミのトレーです。大、中、小と、お口の大きさによってサイズを使い分けています。

こちらは下顎用です。このようなアミのトレーでは入れ歯の簡単な型や矯正装置の型などをとる時に使います。歯並びや口の形にあわせて、手で形を修正できるので便利なんですよ。

子供さん用に小さなトレーも用意しています。4歳ごろから矯正治療を始められる方もいますので、こんなかわいいトレーもよく登場します。

ブリッジを作るときなど、より精密な歯型をとりたいときはブリキのトレーを使います。硬いので手で力を加えたぐらいでは変形しません。

1本だけの詰め物やかぶせを作るときは小さな部分用のトレーを使います。左のトレーが奥歯用で、右のトレーが前歯用です。

もちろん子供用もあります。大人用の半分ぐらいの大きさです。

それでは実際に歯型をとってみたいと思います。まずケースを開けて・・・

専用の計量スプーンで粉を必要な量すくいます。部分用のトレーなら1杯、大きいトレーなら2~3杯ぐらい使います。

計量した粉をラバーボウルに入れます。

粉に水を少しずつ加え、まぜていきます。アルジネート印象材は、温度によって固まる時間が左右されます。気温が高いと早く固まり、低いと固まるのに時間がかかるので、夏は冷水、冬はぬるめの水を使っています。

気泡が入らないように手早く、しっかり練り合わせます。ボウルの側面におしつけるように練るので意外と力がいるんですよ。

練りあがったら、ひとかたまりにまとめます。

まとめたものを、トレーに盛り付けます。

温められた寒天印象材を取り出します。

シリンジに寒天印象材を入れます。

シリンジの先から寒天印象材が出るかチェック!!

型をとる所に寒天印象材を流します。

寒天の上からトレーに盛り付けたアルジネート印象材を押しつけます。あとは固まるのを待つだけです。

さし歯の型や歯の土台の部分の型をとるときは、歯型が変形したり、ちぎれたりしないように針金の入ったピンを使って歯型をとります。

今回は型をとる時に一番よく使う材料と道具を使ったオーソドックスな型どりの様子をご紹介しました。
しかし、今回の方法では型がとれない場合もあります。次回は別の材料と道具を使った方法をご紹介します。お楽しみに!!