第44回 診療ナビゲーション・・②(変色した充填物の詰め直し)
このコーナーでは、日々の診療の中での患者さんとのやりとり、実際の治療の流れなどをお伝えできたら、
と思っています。
20代 女性 Nさんの場合
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上の前歯4本の変色している部分が気になるということで、新しく詰め直すことになりました。
歯に一番近い色を選んで、白いお薬をつめているところです。
最後に、詰めたところを磨いたら終わりです。
つめる材料はプラスチックが主成分のレジンという材料です。色調がそろって歯の色に合わ
せて色の選択ができるので、治療後はほとんど自分の歯と見分けがつかないほどになります。
★レジンは簡便で実用的なのですが、ときに磨り減ったり変色したりするといった欠点もあります。
色々と改良が加えられていますが、現在のところ数年間の耐久性と言われています。
定期検診を受けていると適切な詰め替え処置が受けられます。小さいものなら、詰め物が
磨り減ったり、変色していても、もう一度詰め治すことでリフレッシュします。