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第40回 診療ナビゲーション・・①(レーザーを使った治療と予後)

このコーナーでは、日々の診療の中での患者さんとのやりとり、実際の治療の流れなどをお伝えできたら、
 と思っています。

50代 男性 Aさんの場合
Aさんは歯石除去で来院されていたのですが、この
機会に悪いところがないか診てほしいとのことでした。

 

口腔内全体をチェックしていくと、虫歯はありませんでしたが、左下頬の粘膜に粘液膿胞が見つかりました。ご本人は最近よく頬を咬むようになったので、咬んだことによる傷だと思い、あまり気にされていなかったようです。
院長に診てもらうと、メスで切開するほどではないので、レーザーで切除しようということでした。こちらの写真(左)は治療前の写真です。

 

こちらの写真は(左)治療直後です。レーザーをつかって、粘液膿胞を切除しましたから、少量の麻酔を使用しています。『少しこげくさいにおいがしたが、痛みは全く感じなかった』とのことです。穴があいているようですが、出血はありません。

 

こちらの写真(左)は、術後7日目の様子です。『処置後麻酔がきれても、痛みが出ず、穴があいていたようになっていたところも肉がもってきました。』と喜ばれていました。

レーザーを使うと、このように傷口も小さく、出血もなく処置できるのが特徴です。今回の処置では
縫合の必要もありません。また、処置後の痛みが少なく、回復が早いのがレーザーの良いところです。
今回は少量の麻酔を使用していますが、症例によっては、麻酔を使用せずに済むことも多々あります。

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