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第39回 これってなあに?・・・①(引き締まった口元にするには!)

 

輪のついた大小のマウスピースとシリンジ型の本体の一式。
通常の歯の治療では見かけない道具です。
これ何だかわかりますか。

「リップトレーニング用メーター」、略して「リットレメーター」といいます。



顔の周りには大小さまざまな筋肉が付着していますが、その一つである口輪筋という筋肉は、口の周りを取り囲み、口唇の動きや顔の表情に作用しています。
  この筋肉の働きが弱いと、口角が下がって口唇が「へ」の字になるのです。

 

実際のトレーニングの方法を紹介しましょう。

マウスピースは、大小のうち自分にあった大きさのものを選び、前歯と口唇の間に装着してそのまま口を軽く閉じます。

 

トレーニング①>
マウスピースの輪にシリンジ型の本体を取り付け、マウスピースを口唇でしっかり保持したまま、本体を引っ張ります。
本体にはバネばかり式の目盛りがついていて、牽引力を視覚的に数値で確認することができます。
幼児や唇の力が弱い方は、引っ張る力を小さくして毎回同じ強さでトレーニングする方法をお勧めします。

 

<トレーニング②>
口唇に力をいれて閉じたままの状態で、マウスピースの輪に指を
入れ、上下、左右、斜め方向にマウスピースが口から外れないようにゆっくり引きます。各方向3~5秒くらい、合計約3分間行います。

軟らかい食事を多くとる現代人は、前歯を使う頻度が減ってきたため、口の周囲の筋肉が弱っています。
毎日少しずつのトレーニングで、数ヶ月後にはきりりと引き締まった口元に!
お子様だけでなく、ぜひお母様にも。女性はいつまでも美しくありたいですよね。
当医院では、歯列不正のあるお子さんには、特に「リットレメーター」を推奨しています。
咀嚼訓練、生物機能学的療法の一環として、積極的に取り入れています。
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