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第20回 親知らずのゆくえ

「親知らず」と言えばどんなイメージがありますか?きちんと生えてこない、歯ぐきが腫れて痛くなる。むし歯になりやすい、抜くのが大変。こんなところでしょうか?でも、なかには親知らずまできちんと生えそろって何の問題もなく使われている方もいらっしゃるんですよね。

 ある日、そんな患者さんに先生が、「めずらしいですね。それだけ原始人に近いということです。」と話をされていて、思わずププッとふきだしそうになりました。しかし、この話には続きがあって、昔の人は誰もが親知らずまで生えていたけれど、食生活の変化に伴い、退化してきて、きちんと生えなかったり、もともと生えなかったりするのだとか。さらに昔の昔の人は親知らずの後ろにもう1本あったんですって。なるほど・・・。

 話を聞きながら、小学生の時読んだ子供向け雑誌のことを思い出しました。その本には、江戸時代の歴代将軍の肖像画が並べてあり、その下にどんなものを食べていたかという献立と、その食事をとるために咬むであろう回数が書いてありました。徳川家康の時は玄米だったのが、慶喜の時には白米になり、魚の干物は煮魚になり、質素だったものが、品数も増え豪勢に変化していましたが、だんだんやわらかいものになっているようで、咬む回数は減ってきていました。その食生活の変化とともにエラのはったアゴが、ほっそりシャープに変わっていくのを見て、子どもながらに今度から1口30回は咬もうなんて思ったものです。

 このまま食生活が変化していけば、100年後、200年後の人間のアゴはどこまで細くなってしまうのでしょうね。私の母が、「子どもの頃学校の先生が、あなたたちが大人になる頃には技術が進歩して食事をとらなくても、1日に何粒かカプセルを飲んでおけばよい時代になっているでしょうと言っていたけど、その予言ははずれたなー。やっぱり咬みごたえや味がないとねー。」と言っていたことがあります。確かに歯ごたえや、咬みごたえも食事の楽しみの一つですよね。家族で歯ごたえや咬みごたえを楽しみながら食事をしていれば、子どもたちが、歯並びや親知らずで悩まなくてすむようになるかもしれませんね。