第1回 はじめまして 山下です。 (うさちゃんとAちゃん)
☆はじめまして。歯科助手の山下です。
今回は、診療室での、ある一面についてお話します
いつも”ウサちゃん”(うさぎの人形)と一緒のAちゃん。これまでの治療はフッ素塗布といったて簡単。でも、次回からは初めての虫歯治療!という日の帰り際に「いつも、かわいいウサちゃんと一緒だね。他にもかわいいお人形持ってるの?」と聞いてみた。すると、「車の中に、ウサちゃんの仲間がいっぱいいる!」と言うので、次回は他のお人形を見せてもらう約束をした。
そして、1月5日虫歯治療当日。Aちゃんは”ネコちゃん”(猫の人形)を自慢気に見せてくれた。歯を削ったりする間も、「すごく上手にできてるよ!ネコちゃんもガンバレー!ガンバレー!って応援してくれてるよー。」と、Aちゃんの見えるところにネコちゃんがいるようにした。この日の治療は無事終了。
そして、次の来院時からは、いつもネコちゃんを連れて来るようになった。来院当初は、必ずウサちゃんと一緒だったので、(一番のお気に入り何だろう。)と思っていたのに・・・
Aちゃんの中でネコちゃんは、ちょっとした正義の味方になっているのかもしれない?!
ネコちゃんがいれば、何だってできるような気になるのかもしれない?!
おわり
子供の頃って、大好きな”アニメのキャラクター”や ”TVの主人公”が1つはあるものですよね。
苦手なことや、初めての物事に挑戦する時、大好きな○○が側にいてくれたら、(がんばろう!○○も応援して
くれてる!)と勇気が湧いてきそうな気がしませんか?
「そんな悪い子は、歯医者さんに注射してもらうよ。」
などと、歯科医院はコワイ所というイメージをうえつけるのではなく、お子さんが(やってみよう!)と思えるような後押しが必要だと思います。