セミナーに行ってきました♪
5月21日と28日、2週連続で福岡で開業されている筒井照子先生の講演を受講させていただきました。
講演のテーマは『態癖(たいへき)へのアプローチ・炎症と力のコントロール』でした。
歯周病やう蝕(虫歯)が感染症や生活習慣病といわれるようになり普段の診療でも、患者様にしっかりと治療や指導を行っていますが、それに加えて、『力のコントロール』が患者様の口腔内にとってかなり重要だという事が分かりました!!
歯科臨床は炎症と力のコントロールが大半を占め、
感染症以外、みんな力のコントロール!!と言われていました。
患者様が来院された時にはすぐに口の中を見ないで、まず顔を見て傾きや歪みが無いかを確認し壊れた原因を取り除く事が第一で、歯の詰め物や被せ物をするのは最後とのことでした!!
咬み合わせは、全身のバランスの一つなので、咬み合わせが悪いと全身の姿勢が歪みます。姿勢の歪みは、咬み合わせを歪ませます。からだの歪みは、結果が原因となって歪みの悪循環を引き起こします。
顔、からだのバランスに大きな影響を与えているのが生活習慣です。その良くない生活習慣に気付き改める事が大切です!!
この写真はよく見る頬杖ですが、これも『態癖』の一つです。
成人の頭の重さは約5Kg!!歯は5gでも動きます!!
この他にも、横向き寝・うつ伏せ寝・片側咬み・くいしばり・ゆびしゃぶり・舌癖・歯ぎしり口を使った楽器演奏など・・・日常生活で行うさまざまな習癖。このささいな習癖が長期に及ぶことにより、歯を移動させ、咬み合わせに影響を与え、顔の歪み、からだの歪みに繋がっていきます。
今回勉強させていただいて、知らなかった事も沢山学ぶことができたし、実際に力の問題で悪くなっている患者様が多くいらっしゃる事に気付きました。
今後も態癖・力のコントロールについてもっと勉強していきたいと思います(●^o^●)♪♪