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第5回 正しい歯並び あなたにわかりますか?(小児編)・・第2弾

幼児期というのは、体が未発達ですから、当然あごも未発達で、第一次成長期、第二次成長期を経て大きくなっていきます。成長のしかたに異常があるようでしたら正常な発育の方向へ導いてあげるのが歯科医の責任と考えます。

  幼児というのは、頬骨(ほっぺた部分の盛り上がり)は比較的発達していますが、鼻は低く、上顎、下顎の骨も未発達なため、のっぺりした顔面を呈しています。上顎、下顎の骨の発達のピークは、同じ人でも少しずれてやってきます。ピークの時期は、手の指の骨のある部分を経年的に追っているとわかります。この発育のピークを見逃さずにコントロールして治療することも重要です。年齢や、発育の程度によって治療方法が異なってきます。 十分な知識が歯科医サイドにも要求されます。最後になりましたが、いつもお話していますように、おかしいな?と思った時が、治療の開始時期です。 「側貌のシルエット」も参考にしてみて下さい。

 正しい歯並びについてもう少し考えてみたいと思います。

 前回(歯並びの話 第1回は、口の中を見て、幼児期(乳歯列期)に異常があるかないか見分ける方法についてお話しました。

 今回は、 顔貌(顔の形)を見て、歯に歯列不正があるかないか?について考えてみたいと思います。口の中を見なくてもある程度は、上顎、下顎の骨の成長に異常があるかないかがわかります。
幼児期と成人で見分け方にかなり違いがあるので分けてお話したいと思います。
今回は、幼児期の側貌(横顔)を例にします。下図は、ほぼ上下の顎が、正常に発育していると思われる幼児の顔です。

側貌のシルエットが直型(下図のイラストA)という言い方をします。

  鼻、上唇、下唇、オトガイの先端が、ほぼ一直線で、上顎、下顎とも顎の骨はバランスよく成長しているといえます。

下図のイラストBは、凸型の顔貌で、上顎発育過剰か、下顎発育不足で出っ歯の場合がほとんどです。イラストCは、凸型の顔貌で、下顎の過成長で受け口の場合ほとんどです。

A

B

C

では、実際の顔写真を例に見てみましょう。 どの側貌のシルエットが正常か、わかりますか?

正解は、Ⅰ~Ⅴ全部多かれ少なかれ異常がある、といえます。

Ⅰ:上顎がやや発育不足で、下顎はほぼ正常なため受け口(反対咬合)の可能性が高い
Ⅱ:上顎が発育過剰、下顎が発育不足でいわゆる
出っ歯(上顎前突)で早期の治療が必要。
Ⅲ:上顎が少し後退、下顎はさらに後退しています。
Ⅳ:上顎がやや前突、下顎発育が少し不足しています。
Ⅴ:上顎はほぼ正常、下顎は少し発育過剰です。

 上述のように、鼻の先、上唇、下唇、オトガイ(顎の先端)の前後的な位置関係で上下の顎の発達具合、前後的な位置はあなたにもわかると思います。

 但し、側貌のシルエットは、あくまで目安ですので、実際に歯科医が診断を下す場合は、下図のように側貌からのレントゲン写真(セファロという)を撮影して、頭蓋、顔面のいくつかの基準点を計測して、各年齢の平均的な位置に比べ上下前後的に異常はないかを詳細に考察します。このレントゲン撮影は、矯正をする際、必ず行う検査です。

セファロ写真(3歳児)

セファロ写真から基準点、基準線をトレースしたもの

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