デンタルQ&A
神経を抜く判断女性 50代 2012/07/20
- Q
- 2週間近く前、急に下の真ん中から左へ5番目の歯の辺りで鈍い痛みがありました。変だな、と思って最近しばらく検診もしていないしと歯科医院に行きました(初めてのところです)。
お医者さんはレントゲンを撮ってそれを示しながら、「虫歯が神経まで来ているから取らないといけない、詰めたものが取れた跡もある、神経を取ったあとは歯が死んでもろくなっているので割れる可能性があるので被せることを勧める、保険ではこれ、そうでなければセラミックかプラスチック・・・」ということを矢継ぎ早におっしゃいました。
思いがけないことでショックでした。とりあえず早まってはいけないと思い、お医者さんも「納得してから神経を取った方がいいから」とおっしゃるので何もせず帰らせてもらいました。今の状態は冷たいものはしみます。何もしなければ痛くないようです。
私は出来ればあまり自分の歯を削りたくないし、取らなくていいなら神経も取りたくないのですが、判断に迷っています。
1.レントゲンとその程度の問診でもう神経を取らないと(ほぼ100%と言っていました)いけないとわかるものなのですか
2.今回の歯科医院は、被せることを勧めていましたが、私はこれから年を取ると歯茎も下がったりしてそこから虫歯になりやすそうだし、結局は長く使えないのではないかと思うのです。(保険外の診療のつもりです。)詰める処置だとそれがくさびの役割をしてしまい歯が割れることがある、との説明でしたが、やっぱりやめた方がいいでしょうか。どうせやり直すならまずは詰めるだけで、と素人は思ってしまいますが。
3.お勧めの材料はありますか(私はもっと奥の歯なら金かなと思うのですが、まだ目立つ場所なので・・・)
4.思い切って先生の所へ伺おうかとも考えますが、遠いのです。この種の治療は何回くらいの通院が必要ですか。焦点の絞れない質問で申し訳ありません。
一部に関してだけでもご意見お返事などいただければ幸いです。 - A
- はじめまして。院長の石井です。
文面から返答できる範囲でご回答させていただきます。
1について
神経をとらないといけない場合は、X線的に虫歯部分と歯髄が明らかに交通していて、鎮痛剤が効かない程自発痛(何もしていなくても痛みがある)場合です。2について
該当歯の残存歯質がどの程度残っているかによります。神経をとった歯だから必ず被せないといけないとは限りません。3壁以上で周囲に1.5~2㎜の厚みがあれば、詰める処置でも問題は起きにくいです。ただ、周囲に歯質がほとんど残っていない場合は、被るのが一般的な治療法になります。3について
審美優先ならセラミック系になります。ブロックからの削りだしのセラミックが強度が高く、5番目の歯には良いと思います。4について
神経を温存出来る場合・・・3~4回
神経をとる場合・・・・・・5~6回
が目安になります。明快な回答とはいかないことはお許しください。診察していませんので、推察の域を出ない面もありますので・・・。
参考にしてみてください。
詰め物と神経を抜いた歯について女性 30代 2007/08/07
- Q
- 今、里帰りで日本にいます。 歯科治療をこちらでしているのですが、私の歯の2本の治療について、また質問させていただきたく、宜しくお願いいたします。
去年の夏に左の下の奥歯2本をバイオ合金の白金加金という詰め物にしました。 治療前まではインレーだったのに、治療後はオンレーになってしまいました。(ほとんどクラウン状態)事前の話では、「なるべく歯を削りたくない」というのはクリアーにしていたつもりだったのですが。。
ドイツに戻って、歯科治療を受けたとき、レントゲンをとって、日本でうけた治療がうまくいっていないと言われました。レントゲンで見てもらうと、自分の歯と詰め物の間に段というか、隔たりがあります。自分の歯が大きくて、詰め物が少し小さいという感じです。
ドイツの医者の話では、予防治療でしばらく様子をみて、駄目ならやり変えましょうということでした。
今回の帰国でレントゲンをとってみてもらったところ、治療の非を認めて「これは補償(やり直しという意味にとっています。)させていただきます」との事でした。
ただ、今現在ダイアグノデントでみても、虫歯ではないし、やり直すためにはさらに自分の歯を削る必要があるということなので、少し躊躇しています。 補償は別に来年になってもしてくれるということです。
一本10万円以上した歯なのですが、なるべくやりかえるのは遅らせたほうがよいでしょうか。 とりあえずデンタルケアをしっかりすればこのままの状態であと10年、20年と持ってくれないかなぁと淡い期待もしています。(ギリギリで神経を抜かずにすんだという、深い虫歯です。)
下の前歯の神経を抜いた歯が茶色く変色してきたのですが、これも削ってかぶせたほうが良いといわれました。枯れ枝のような状態で、いつポキっといくかもしれないというのが理由です。
ドイツの医者はホワイトニングで充分といいます。 一概に言えないとは思いますが、治療の選択肢としてどちらを選ぶべきでしょうか。 先生はほかの方の質問の時に「歯はなるべく削らないほうがいいでしょう。 ホワイトニングにすれば?」とアドバイスなさっておられましたが、かぶせ物にしないでいたがために、歯が折れてしまうというリスクを背負っても、なるべく自分の歯を残す方が賢明でしょうか?
両方の歯とも、レントゲンをごらんになっていないので回答も難しいかと思いますが、先生のご意見お聞かせいただけないでしょうか。 どうぞ宜しくお願いいたします。
- A
- 奥歯については、段差や適合の悪さがどの程度か不明ですが、現在虫歯になっていないのなら、ホームケアと予防処置をして、定期的な検診をかかさないようにすれば、当座は大丈夫と思いますが・・・。
ただ、経年的には、接着剤である歯牙と金属の詰め物の間に介在しているセメントが溶けていきますので、段差、すき間は広がる傾向にあります。虫歯になりやすい環境になるということです。
いずれにせよ、不適合の程度問題と、清掃が十分できるエリアかどうかが、詰め物を再製する必要性の有無の判断基準になると思います。
前歯については、変色が気になるのでしたら、ホワイトニングで十分です。
今かぶせても、歯牙が折れてからかぶせても、治療法としては、差し歯の処置でほぼ一緒です。
極力歯は削らない、というスタンスを基本に考えられたほうが良いと思いますが・・・。
虫歯の治療後の痛みについて女性 5歳以下 2007/04/20
- Q
- はじめまして
3才になったばかりの娘の奥歯にかなり大きな虫歯ができてしまった為すぐに治療に行きました。本人に自覚症状は全くなく普通に食事をしていました。今通っているところはとても良い先生で娘が怖がらないように麻酔し治療してくれました。虫歯を削り銀色の物を詰めました。ところがその後の食事で一口食べたら痛い、痛いと言って大泣きし治療した歯を触ります。それ以上食べる事ができず次の食事も同じでした。
プリンやヨーグルトしか食べれず二日後に詰めたところをきれいにすることになっていたのでその時に相談しました。先生はそんなにひどい虫歯ではないので神経までいっていないと思う、炎症を起こしていれば歯がグラグラするけどしっかりしている、なぜそんなに痛がるのかわからないとのことでした。
少し削るので様子を見てくださいと言われ痛み止めももらいました。しかし痛み止めも効かず2週間になります。ただ食事は虫歯がない方の歯だけで器用に食べています。たまに反対の方にいってしまいその時は大泣きです。先生にも伝えましたが冷たい飲み物は平気で食べる時以外は痛みはありません。
治療する前は痛みがなく治療後に痛み出したのが疑問です。このまま様子を見ていていいのでしょうか。教えて下さい。
- A
- はじめまして。院長の石井です。
2週間以上痛みが続いているのでしたら、歯の中に感染が及んでいて、急性の歯髄炎になっている可能性が高いです。
片方の奥歯でしか噛めない状態が長く続くと、かみ合わせにも影響がでますので、痛みを取る処置(神経を取る抜髄処置)も、やむ終えないと思われます。
何より、お子さんが毎日つらい思いをしているのですし、歯医者嫌いになることも良いことではないと思います。
まずは痛みを取る処置をしてほしいと、担当医に伝えてみて下さい。
なかなか治らない子供の根尖性歯周炎について女性 5歳以下 2007/03/02
- Q
- はじめまして。4歳9ヶ月の娘のことでご質問させてください。
前歯(乳歯)の歯茎が11月に腫れて痛み、炎症を起こしているということで根管治療を週1で3ヶ月続けています。症状が落ち着いたので開けた穴に仮押さえの蓋(?)をすると翌日にはまた歯茎が赤く腫れだしてしまうので、根管治療の時は最後に綿を詰めるだけにしている状態が続いています。
レントゲンを撮ると永久歯が確認でき、乳歯の歯根が少し吸収されだしているため歯茎の中に空間があいてしまいなかなか治らないと説明を受けました。
この場合永久歯に生え変わるまで、根幹治療に通うしか治療方法ないのでしょうか?
また、今通院している歯科医では月に1度レントゲンを撮りますが、小さい子供にそんなに度々レントゲンを撮っても身体に影響はないのでしょうか?
わかりづらい説明で申し訳ございませんがアドバイスを是非お願い致します。
- A
- 文面から推察すると、乳歯の根尖部(根の先)がかなり破壊されている状況と考えられます。
3ヶ月治療しているにも拘らず腫れるのでしたら、感染源が経たれていません。永久歯への悪影響も懸念されますので、私見ですが「抜歯」したほうが良いと思います。
歯の中からの治療ではなく、表側から歯茎をめくって直接根尖周囲を掃除する「根尖掻爬」という術式があり、永久歯では行われますが、永久歯への交換が近づいた乳歯ではほとんど行いません。
生え変わる永久歯のことを一番大事に考える時期が来ているように思えますが・・・。
レントゲンによる影響についてですが、被爆量に関しては問題ありません。胸のレントゲン1枚と、歯科用の小さなフィルムでの撮影100枚が同等の線量ですので。
ただ、何度もレントゲンを撮る必要性があるかは、疑問符です。骨の変化は、1ヶ月単位ではわかりません。一度担当医に尋ねてみたらどうでしょうか?
虫歯の修正? 30代 2007/02/10
- Q
- 前歯は普通ですが、虫歯で左右奥歯全部が浮いて噛み難い状態です。
口を閉じても上下歯の間に舌が入ります。
歯は全部有り、痛みはあまり有りません。
v
歯を元の形状(高く)にする方法は有りませんか?
治療費、期間の相場も教えて下さい。 - A
- 歯牙は、歯茎より上の部分(歯冠部)と、歯茎より下の埋まっている部分(歯根部)に大きく分かれています。
文面から想像するに、多数の歯牙の歯冠部が、崩壊している状態ではないかと思われます。
「歯を元の形状(高く)にする方法は有りませんか?」とのことですが、歯根が使える状態かどうか?が問題となってきます。
もし、歯根を全て利用できるのであれば、人工的な被せになりますが、元の形態に戻せます。歯根が利用できない場合は、ブリッジ、インプラント、義歯などの欠損への対応になります。
治療費、期間については、何本の歯の治療が必要か?歯根が使える歯が何本か?など診察していないので全く不明ですので、お答えしようがない、というのが正直なところです。被せの種類もいろいろあります。
例えて言うなら、健康保険適応の被せですと、3割負担で、前歯7000円、奥歯3000円といった具合です。但し、歯の根の中の治療は別途になります。
いずれにしても、何らかの方法で歯を元の形状に戻すことは可能です。
白金加金について女性 30代 2006/12/22
- Q
- 石井先生、娘の矯正の件では大変ご丁寧なお返事をいただきありがとうございました。 すっかり先生のファンになってしまい、毎日HPを訪問しては、いろいろなページを拝見して楽しんでおります。
今回は詰め物の種類についてご意見を聞かせてください。現在ドイツ在住です。
アマルガムの詰め物がたくさんあったのですが、ドイツで治療した際、セラミックに交換されました。 歯が白くなったのでうれしくて、下の歯7本全部をセラミックにしたのですが、奥歯の調子が悪く、何度も割れてしまいました。
日本の病院で相談したところ、「セラミックは審美的にはよいが、割れやすいという欠点がある」とのことで、左の下の奥歯2本を白金加金の詰め物(セラミックのときはインレーでしたが、結構深いので、白金加金はオンレー)にかえました。 治療してから5ヶ月ですが大変調子がよく満足しております。
イマイチ調子の良くない右の下の奥歯も2本も白金加金にかえようかどうか迷っています。 (やっぱり見た目の美しさはxxxなので。。。)
石井先生の病院では白金加金はあつかっていらっしゃらないようですが、(治療費のページをみました。)壊れにくいセラミックというのもあるのでしょうか。
セカンドオピニオンをとりにいった病院では、「白金加金ではなく20Kで十分です」と言われたのですが、白金加金を入れるのには何かデメリットもあるのでしょうか。
詰め物の種類のお考えについてお聞かせいただきたくよろしくお願いいたします。
- A
- Q
- A
- 詰め物の種類についての私見を述べさせて頂きます。
審美面を優先させるのなら、セラミックが第一選択になります。
「セラミックが何度か割れた」とのことですが、原因がいくつか考えられます。成分上の問題とは限りません。推測になってしまいますが、歯牙の削り方の問題、セラミックの適合状態、咬合の付与形態に問題があったかもしれません。
また、ブラキサー(歯軋りを過度にする方)の場合、非常に割れやすいので、禁忌と言われています。壊れることのない金属と比べれば確かにセラミックは割れやすいですが、原因を検証することにより、大半の場合、対策を講じれます。
また、セラミックといいましても、実はいろいろ種類があります。少し柔らかめのセラミックを使用するとか、CADから製作されたセラミックの補綴物は、非常に精度が良いので、割れにくいです。
セラミック=割れやすいという発想は、忠実なステップを踏んで製作、装着すれば、当医院のケースでは、非常に例外的という認識ですが・・・。
では、セラミックは、絶対割れないか?と言われれば、可能性はゼロではありません。
金属の詰め物についてですが、白金加金は歯科用金属の合金として寸法変化が少ないので、精度の良い補綴物の製作が可能で優れているのですが、私はあまり使用しません。硬すぎるからです。
咬み合う歯が天然歯の場合、その歯が、経年的に削れてしまいます。被せの場合は、少し硬めの金属の方が変形しませんので、白金加金は使用することがあります。金の含有量が減ると硬くなるので、16~18Kの金合金も頻用します。かみ合っている歯の材質が重要です。
対合歯(咬み合う歯)が天然歯の場合、18~20Kの金合金が歯牙の硬さに近いので良いと思っています。
最大の長所は、粘延性があることです。使用することにより、毎日かみ合うことにより、詰め物の辺縁(端)が延びて、歯質との適合性が装着直後より良好になります。
”使えば使うほどなじんでいく”、という感じです。ですから、2次カリエス(歯質と詰め物との境界から虫歯になること)になりにくいです。詰め物の材料として何が良いかは、患者さんの審美面への要求の大きさによります。
また、金属アレルギーの疑いがある場合は、当然メタルレス(セラミック、ハイブリッド等)の詰め物になります。審美優先か?、機能優先か?ということです。
ちなみに、私の奥歯には、20Kの詰め物が何本か装着されています・・・。
歯がしみる男性 10代 2006/10/13
- Q
- 銀歯の上でものを噛むと歯がしみて痛いのですが、これは何かの歯の病気なのでしょうか。
- A
- ”銀歯の上でものを噛むと歯がしみて痛い”とのことですが、いくつか原因が考えられます。
①銀歯の中で虫歯が進行している
②知覚過敏様症状が一次的に発現しているだけ
③銀歯の下の歯質が薄くなっているため、噛むことにより歯髄が圧迫されて痛いと感じている
などです。原因により対処法がかわってきますので、一度、かかりつけの歯科医院で診察を受けられることをお勧めします。
もし、上記の①の場合症状が悪化すれば、神経を取るなどの処置が必要な場合もありますので・・・。
虫歯の成長男性 10代 2006/08/22
- Q
- 私は、今、自由研究で、虫歯について調べているのですが、、歯垢がたまった虫歯は、C1~C4まで何ヶ月位で成長するのでしょうか。教えてください。
- A
- はじめまして
院長の石井です。「C1~C4まで何ヶ月位で成長するのでしょうか?」
とても難しい質問です。
なぜなら、歯垢だけが虫歯の進行を決定する因子ではないからです。唾液量やその酸性度、歯垢中の虫歯菌の数、活動性の程度などいろいろな要素が重なり合って虫歯が進行していきます。また、歯質(宿主側)のエナメル質やその内側にある象牙質の石灰化度などにより、全く進行のスピードが異なります。
概して言えば、何ヶ月という単位では、通常C4までは進行しないと思います。
笑いたい噛みたい男性 10代 2006/06/20
- Q
- 僕は高校生なんですが、大量の虫歯があります。
虫歯になっていない歯は12,3本しかありません。奥歯付近は上下左右全部、大穴があるもしくはありません。前の方は下の歯は綺麗に残っているのですが、上の前歯は歯茎近くの歯から溝?みたいな(虫歯?)感じです。
そして右の糸切り歯は表面が虫歯で笑えないです。歯は黄色くて所々漫画のように欠けています。
歯医者が嫌いだし行く気になっても忙しくて行けないし、奥歯がないので食べ物もろくに噛まずに食べています。前歯が気になって大笑いもできなくて
悩んでいます。
こんなやばい僕の歯でも歯医者に行けば治りますか?教えてください - A
- 進行した虫歯に自然治癒はありません。
どのような治療法が可能かは、診察した上でのことになりますが、進行すればするほど、治療法が限定されるのは確かです。歯医者の好き嫌いというよりも、ご自身の口の中が、何十年もこのままで良いのか?ということ、そして丸呑みを続けることの全身への影響、もちろん見た目の問題もあります。
とりあえず、何軒かの歯科医院へ相談に行って、どんな治療法が可能か?相談されて見てください。自分に合った歯医者さんに、早く巡り合ってほしいものです。
急に腫れや痛みが出てきました男性 20代 2006/03/14
- Q
- 2年ほど前に親不知の1本前の歯が大きく(1/3程)割れてしまいましたが、
痛みが治まってきたので放置していました。しかし時間がたつと割れた部分が広がってきて全体的に大きな虫歯となってしまい、
困惑していたのですがこのときも痛みが発生しなかったため放置したままでした。しかし先日急に痛みが走り頬が若干腫れ、問題の歯と舌の間が炎症にかかったような感じになり
鏡で見たところ問題の歯は1/4ほどしか残っておらず、親不知にも2mm程の虫歯ができておりました。今まで特に痛みの無かったものが急に腫れたり痛みが走るようになるのは
歯以外に影響が広かったということでしょうか?
また、親不知にも虫歯ができてしまったのは大きな虫歯を残したままに
しておいた影響などもあるのでしょうか。 - A
- はじめまして。院長の石井です。
痛みの程度と、虫歯の進行度は、必ずしも、一致しません。虫歯菌が活発に活動している時期(急性期)には、腫れや痛み等の自覚症状が発現しやすいですが、ゆっくりと進行している時期(慢性期)には、痛みや腫れが伴わないことはよくあります。
虫歯は、残念ながら自然治癒はありません。放置しますと、確実に進行します。進行しますと、歯根周囲の歯周組織、さらには顎骨にまで、炎症が拡大します。ですから、隣の歯も当然虫歯になっていきます。
できれば、早めに治療された方が良いと思います。