第232回 久々です・・・(近況報告)
この1,2カ月超多忙な日々を送っていました。GW明けから、院内、院外の行事が重なり、木、日の休診日は東京、広島、大阪、名古屋、浜松・・・など各地を転々としていました。昨日、この週末、来週末は東京での学会に参加です。その内3日間はスタッフ数名と上京します。5,6月だけで合計東京に8回行く計算になります。
院内は、新卒歯科衛生士2名の教育に精力を果たしているところです。先週からは、衛生士学校の学生さん2名が加わりさらに賑やかになっています。医療従事者としてのプロフェッショナルになるお手伝いができればと思っているところです。
患者さんの利便性という点では、診察台が1台増設されたことにより少し余裕を持って予約がとれるようになりましたし、スタッフの数は充足しています。今後は、私たちスタッフ1人1人のパフォーマンスを上げることが急務です。今週からは、高名なフリーランスの歯科衛生士を定期的に招待し、院内研修が始まっています。歯科衛生士の力量アップは、医院全体のレベルアップの必須条件です。
そんな中、定例の歯科医のスタディーグループODC(Okayama Dentists Club)の例会を当クリニックセミナールームで行いました。
4名の会員発表で、インプラントや矯正を絡めたケースプレゼンテーションでした。以下がタイトルになります。
・上顎埋伏犬歯への対応、上顎前歯抜歯即時埋入のその後
・上顎前歯欠損部にインプラントを埋入した症例
・永久歯位置異常ならびに先欠を有する患者に包括的に治療介入した症例
・埋伏永久歯を牽引した症例
包括臨床には、インプラントや矯正は必ず習得すべき分野です。とても興味深い内容で、会員相互の情報交換ができた貴重な時間でした。
ODCでは、1~2カ月に1回の会員発表とは別に、外部講師を招待して、講演会や実習セミナーを行っています。
8月は義歯の講演会、9月には、歯周病・補綴分野に精通した講師の講演会、10月にはセラミック修復で高名な講師による2日間のハンズオンを計画しています。同志とともに学ぶことを楽しみたいと思います。
さて、学会での自身の講演や発表も今月から始まり、佳境に入ります。スタッフの協力の下、咀嚼に関するさまざまなパラメータのデータ収集をしつつ夜な夜なスライド作りに没頭しています。講演では、短い時間で如何にオーディエンスにコンテンツを伝えきるか?プレゼン能力が試されます。論文執筆のように、時間をかけて何回も書き直すことはできませんので・・・。しっかり準備して臨みたいと思います。
日々の診療でもさまざまな取り組みを行っています。
当クリニックの特徴として、知人の歯科医院からの紹介患者が定期的に来院されます。複雑な歯科的既往歴を抱えた方が多く、いわゆる難症例に分類される場合がほとんどです。先週は特に難しい歯周外科処置、インプラント治療が何例かありましたが、イメージ通り終えることができました。
昨夜は、先週来院された紹介患者の治療計画立案書作成に、4時間以上診査資料とにらめっこしていました。十分なカウンセリングがスタートラインとなります。患者さんの想いを可能な限り優先しつつ、医療から逸脱しない範囲での治療方法を模索することとなります。
”紹介して頂いた歯科医院に納得頂く結果を残さなければいけない!”との思いで治療にあたっています。
身の引き締まる思いです。