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第191回 ODC例会・・・会員発表

先日の日曜日(7月29日)は、私が所属している歯科医のスタディーグループ(ODC:Okayama Dentists Club)の例会が行われた。

今回は、会員限定で、一日かけて10名の会員による症例発表を、持ち時間30分で、ケースプレゼンテーションと質疑応答という形式でした。参加者にとってはとても有意義な時間を共有できたのではなかろうか?

ちなみに下記が発表者(10名)の演題タイトルである。

 ・歯間部清掃不良に対して歯周外科に挑戦した症例
 ・緊急時における歯髄保存の予後の考察
 ・エンドの失敗を考察する
 ・デンチャー製作でのゴシックアーチの利用
 ・下顎遊離端欠損にインプラントを行った症例
  ~失敗症例から学んだこと~
 ・萌出障害により咬合誘導を行った症例
 ・矯正治療始めました
 ・抜歯即時埋入を行い歯槽骨保護を試みた症例
 ・天然歯の保存を重視した全顎治療
 ・残存歯数と咬合支持歯数を考慮した包括的治療


私たちかかりつけ医である臨床家は、日々さまざまな病態の患者さんに出会う。「歯科のあらゆる分野の知識とスキルが要求される」ことに異論はなかろう。バランスよく総合的な思考や治療ができなければ患者さんの満足は得られないと言える。

今回の例会では、多岐に渡る分野の発表が盛り込まれており、聴講された歯科医にとっても自身の臨床レベルや弱点を発見・認識できたのではなかろうか?若い歯科医の多いスタディーグループのためか、発表の手法にも多くの改善点が必要と課題も浮き彫りになった。

しかし、人前で発表するために準備することによる学習効果は計り知れない。自身の臨床を見つめなおすいい機会になる。自身が行っている診療及びその結果の良否を検証していくためには、定期的に同業の歯科医の前でプレゼンテーションすることが必要不可欠である。年齢や臨床経験は関係ない。歯科医であり続ける限り継続することが重要と思う。

今回は初の試みとして、参加者全員に10名の発表内容を評価・採点してもらい順位をつけた。建設的なコメントも多数寄せられた。

患者さんにはもちろんのこと同業の歯科医にもコンセンサスの得られる診療を行うことが大切と感じる。
そして、根底には、「歯や歯周組織の保全・保存」という概念が必要である。咬合崩壊を食い止め、咬合支持能力が低下しない環境整備のために何ができるのか?何が必要か?を考える癖を身につけたいものである。。

同業者に批評・評価されることは時にプレッシャーとなる。しかし互いに切磋琢磨することの先に見える世界がある。”生涯学習”という想いのある同志とともに過ごせる時間は楽しいの一言に尽きる。

今年度のODC例会・サブ例会は、充実した内容で今後も毎月行われます。
総義歯臨床7つのポイント(講演)、接着歯学と象牙質知覚過敏症の最前線(講演)、CR充填(実習)やプロビジョナル作製(実習)を著明な講師をお迎えして企画しています。来年初頭・新春の講演会も興味深い演題が組み込まれています。

岡山の歯科界・臨床レベルは総じて低い!と多くの歯科医から耳にするが、払拭したい想いがある。地道な活動の積み重ねが、地殻変動となって必ず身を結ぶと思ってる。ODCがそのきっかけの場になってほしいと思う。

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