第179回 第11回ODC例会&第9回矯正コース
この土曜日(11/12)は、2011年度の第11回目となるODC例会でした。ODC(Okayama Dentists Club)とは、学術に重きを置いた歯科医のスタディーグループで、約30名が在籍しています。月1回の会員発表による定例会を基本に、歯科のさまざまな分野についての知識の研鑽や情報交換をし、日々の診療に活かせるようレベルアップを図っています。
今回の会員発表の内容は以下の通りでした。とてもバリエーションに富んだ興味深いものばかりでした。
1)歯科用CBCTのエンド治療の有効性
2)歯周疾患にて歯牙移動した患者への対応
3)テルダーミスを使用した付着歯肉の保護及び抜歯創へのテルプラグの使用方法
4)舌癖によると思われる乳歯低位萌出症例
5)「力」について考えさせられた症例
6)最近の症例から~矯正への取り組み、インプラントでのトラブルケース~
2012年度は、ODC発足から5年目に突入します。手さぐり状態で始めたスタディーグループですが、歯科臨床に対し、真摯に誠実に取り組んでいる会員歯科医が、各地域の柱となって良質な医療を提供してほしと思っています。
翌日の13日(日)は、当クリニック主催の「GPによる本格矯正マスターコース」の第9回目を行いました。Ⅲ級タイポドント実習を中心に、さまざまな臨床ケース(Ⅲ級、埋伏歯への対応等)を提示させて頂き、治療上のポイントについてお話しました。
この矯正コースもあと1回となりましたが、毎回、とても熱心に受講して頂き、私自身も多くの気付きを得ています。約20名の参加者の矯正分野へのアレルギーはかなり払拭されてきたのではないでしょうか?今後、GP目線、いやGPだからこそできる矯正治療に積極的に取り組んでいかれることと思います。