第175回 矯正の学術大会&1年コース
8月末の土日は、大阪で矯正分野の学術大会(JTSO:Japan Tip-edge Society of Orthodontics)が開催されました。その中で、演者の一人として発表させて頂きました。アプライアンス(矯正装置)や各種アイテムを工夫することにより顎内の歯牙を全て同時に移動することが可能な時代になったことを症例を通じて話しました。多数歯を同時に移動できることは治療期間の短縮にもつながります。また、治療中の不測の事態や、他医院から転医してきて難症例に陥ったケースへの対応にも応用可能となります。
「歯列弓形態に沿って全歯牙を同時に移動して正中のずれを治す」、ある意味私自身が考案したメカニクスについても解説しました。講演後、多くの方から興味深い講演だったと評価を頂きました。本当に有難うございす。学術大会自体も盛況の内に閉幕しました。
来年は第30回の記念大会で20周年の節目に当たります。著明な海外演者も予定されており、さらに充実したプログラムになることと思います。理事の一人として、何かしらお手伝いできればと思っています。