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第149回 アメリカ研修の成果!

3月始めに約一週間、ロサンゼルス矯正治療の研修に行ってきました。いつもお世話になっているM先生と2人で、市内で開業しているDr.Jennyのオフィスの見学、そして彼女は私たち2人だけのために、丸2日間レクチャーをして下さいました。何とも贅沢な時間を過ごしました。

今、彼女が考案した治療法が世界中で注目されています。5月には台湾で講演をするとのことでした。

詳細については専門的な話になるので割愛しますが、ある種独特な機能訓練と機械的装置を組み合わせて、上顎骨が側方だけでなく、前方へ成長させることができるという方法です。200症例に適応し効果があるとのことでした。

独自の考え方のエッセンスは理解しましたので、さっそく当クリニックで適応する患者さんへフィードバックしたいと考えています。

矯正治療を行う際、どうしても形態である審美面ばかりの改善に目を奪われがちなのですが、機能を伴った形態を目指し、ゴールとしなければ後戻りが起きやすく予知性が低いことを日々の臨床で痛感します。

J先生の鼻腔・口腔を一体の空間として捉え、縫合部の骨添加を促進させる刺激を機械的な側面と機能訓練の両方からアプローチする、という発想は、実際に話を聞くまでは半信半疑でしたが、直接レクチャーを受けて、”なるほど”と理解が深まった気がします。

私たち臨床家にとって、自身が行った臨床データ・結果は、実は最も信用のおけるエビデンスです。

新しい治療法の良否は、自分で判断するために経験が必要ということです。机上で考えるより患者さんからの反応、そして経過や結果が全てを物語ります。

新しい情報や治療法を得ることは、比較的たやすい時代です。しかし、最先端のトレンド的な材料や方法が良い治療法か否かかの判断には、年月が必要です。数年後に本当の結果がでます。大胆にかつ慎重に臨床に取り入れていきたいと思います。 

はや3月も終わろうとしている。とても忙しい毎日である。日々の診療では、初診時とても複雑な病態で来院し、さまざまな分野の知識・技術を駆使し全顎的な包括的な治療が必要な患者さんが多くなっている。やりがいはあるのだが、医原性の難しい状況に陥っているリカバリーケースも多い。肉体的・精神的タフさが要求される。

また、医療関係者、特に歯科医の患者さんが多いのが当クリニックの特徴かもしれない。先日は大学のドクター、そして先週は勤務医のドクターのインプラント治療を行った。精度の高い処置には必須のマイクロスコープの使用にもかなり慣れてはきたが、全ての工程が繊細であるが故時間がかかる。1本の充填物の研磨だけに30分かかることもある。高品質な結果を残せるため患者さんの満足度は非常に高いのだが、体力的には少しきつい側面もある。

診療後は、歯科専門誌への依頼論文の執筆のために論文検索・収集を行っている。歯科医対象の読者へのメッセージとなる活字に残る仕事は、特にしっかり行いたいという気持ちがある。

4月1日からは、勤務医のドクターが2人増える。若い歯科医と仕事をすると新たな発見に気づかされることも多い。

人との出会い、健康であること、そして仕事が毎日できることに感謝しなければ、と思っている今日この頃です。

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