第45回 この1年を振り返って・・・・・・
このページは、歯科医の本業である診療、治療に関わることを掲載してきました。症例を挙げながら、治療経過をわかりやすく詳細にお話するよう心掛けてきたつもりです。多くのご意見、賛同のお言葉を頂きました。これからも、微力ながら、患者さんの視点にたった、当医院での取り組みや歯科業界全般に関する情報提供をしていきたいと、思っています。
今回に限って、2004年も終わりということで、この1年を通じて、当医院がどのように変わってきたか、反省も踏まえながら振り返ってみたいと思います。そして、2005年へ向けてどんな取り組みを予定しているか、についても、触れてみたいと思います。
私の診療への思い、基本的な理念については、院長メッセージのページの<第28回 私の診療理念、最近当医院で行われた治療・・・①>、<第39回 リニューアルへの思い、私の診療理念・・・②>をご覧頂ければ多少なりともわかって頂けるはずです。
一言でいうならば、2004年は、激動の1年、あっという間に過ぎ去った1年でした。医院内のデジタル化推進の1年だったともいえます。
今思うに、何より感謝したいのは、スタッフです。PCに精通したスタッフを中心に、院内で使用する各種パンフレット、ツール作り、自医院の症例の画像編集、待合室や診療室で流すスライド作り等、診療以外の仕事を押し付けていた感があります。
“患者さんのために!”という理由づけの下、過酷な労働、残業を強いていました。HPのリニューアル後も、“もっとやる気を出して!”とノルマ的にページ作りをしてもらっていました。かなりきつい仕事を課していたと反省の念で一杯です。スタッフあっての医院です。優秀なスタッフは、医院の宝です。患者さんと同じくらいに大切に、大事に育てていきたいし、信頼関係を築いていかなければいけなかった、と今更ながら反省、反省です。
当医院は、規模でいえば、非常に小さく、よく言えば少数精鋭の集団です。全ての患者さんへの気配り、全てのスタッフへの指示系統が私から可能でした。ただ、いろいろな取り組みをしようとすれば、どうしても、皆にしわ寄せが出てしまいます。トップダウンでは人は動かないことに気づくのが遅すぎました。
やはりマンパワーが必要になってきます。来年は、少し人員を補充して、歩いては立ち止まり、また歩いては立ち止まる、といった、少し余裕をもって仕事に取り組み、環境的にあまりスタッフ一人一人に負担のかかり過ぎないよう心掛けたいと思っています。また、スタッフ各人の得意分野を伸ばしてあげて、一歩引いて見守る、任せるといった姿勢で臨みたいと思います。
HPについて言えば、リニューアル時、そして現在も親身になってサポートして下さっているA様には、本当に感謝しています。人間的にも見習うべき点が多くあります。来年も宜しくご指導、ご教示お願い致します。
年始からHPはさらなる変革をします。具体案は伏せて置きますが、他に類を見ないサイトになる!ということだけは予告しておきます。
来年は、医院の大規模な増改築を計画しています。今年はソフト面の充実が中心でしたが、来年は、ハードが大きく変わります。当然、ハードに似合ったさらなるソフトの熟成が必要です。ソフトの基本は、もちろん”質の高い医療技術の提供”ですが、それ以上に重要なのが、スタッフの充実だと今年つくづく感じました。患者さんのために、医院のために、そして自分を高めるために頑張ってくれる、そんなスタッフとともに全てが今年より一段上のステップを目指します。
何か抽象的な表現ばかりになりましたが、具体的な1年先、5年先、そして10年先の医院と自分の目標については、この年末年始にじっくりと考えます。
明日から6日間、日々の雑踏から離れ、別世界で充電してきます。
来年がどんな年になるのか、どんな医院になるのか、自分自身が一番楽しみにしています。
これからも、当サイト、当医院への率直なご意見、ご感想をお待ちしています。