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第111回 フランス研修から帰国しました!

約一週間のフランスは”マルセイユ”でのインプラント研修から帰国しました。一言では語りつくせない凝縮された渡航となりました。
日本からは私を含め3人、そしてルーマニア、アイルランド、イギリス、アメリカ、フランスのドクターとともに、総勢8人というごく少人数の参加者だったため、予想を遥かに超える密度の濃い内容でした。

世界有数のインプラント医の一人であるDr.Palacci 繊細でかつパワフルなオペを間近で見れたこと、そして手際の良さはもちろんのこと審美領域を中心に各種テクニックも披露して頂きました。

滞在中、彼のクリニックで合計11ケースものオペレーションが行われました。抜歯即時の全顎欠損2例を始め骨移植ケース、非常にピンスポットでの埋入が必要な審美ケース、軟組織の処理、移植の各種手順、手技などが、詳細な解説の下にオペが進行しました。

また、アシスタントとの連携の良さには、非常に目を見張るものがありました。来年は是非スタッフを連れてきて、一緒に研修を受けたいと思いました。

オペ中にも拘らず、質問に気軽にそして的確に答えが返ってきましたので、日頃オペをしていて悩んでいた幾つかの疑問が解決しました。フランス語と英語が半々で飛び交う中、あっという間の一週間でした。

彼が考案したいくつかのテクニックがあります。また彼が考案したオリジナルのインストゥルメント(道具)もあります。非常に使い勝手がよさそうなので、早速何本か購入しました。

さすがに参加者は、皆意識が高い方ばかりでした。ルーマニアの口腔外科専門医の女医さんは、見た感じ30才そこそこだったと思います。すらっと背が高く、誰が見てもモデル並みの美しい方でしたが、非常に熱心にディスカッションに参加し、メモをとっていたのが印象的でした。

アイルランドから来ていた”Joe”は、とてもフレンドリー、だけど”熱いやつ”という印象でした。早口でなまりのある英語をしゃべるのですが、何度か食事を一緒にするうちに打ち解けてきました。

よくあるレクチャー(講義)中心の受け身の研修ではなく、あくまでオペレーションが中心で、その前後にディスカッションが行われるというスタイルのため、Q&Aがその場その場で行われます。

フリードリンク、フリーフードで、彼のクリニック内を自由に散策しながら、スタッフとも歓談しながらという、少人数だからこそ行える実にオープンな形式でした。

ある日は、夜9時から地元のスタディーグループで彼が講演するとのことで参加させて頂きました。ユダヤ教の信者が集まる集会所で行われ、50名程度だったでしょうか、実に異様な雰囲気、そしてセキュリティーの厳重な場所でしたが、興味深い経験となりました。

彼の交友関係の広さ、スケールの大きさ、そして趣味の多さにも驚かされまし。マルセイユでは最も有名な世界的フットボールプレイヤーの”ジダン”もよく訪れるという三ツ星レストランでの会食は、実に優雅で至福のひと時でした。

バイクやスキューバダイビングをこよなく愛し、熱く語る姿、、そして夏季休暇は必ず1ヶ月以上とることなど、私には想像もつかない生き方です。

それからフランスはもとより、ヨーロッパ諸国の歯科事情を自国の歯科医から聞けたこと、また知人として友人としてのつながりができたことは、本当に収穫の多い有意義な時間でした。

来年も必ず戻ってきます。スタッフを連れて!!!。10年以上毎年来仏しているM先生が言ってました。”彼は来るたびに進化している。だから、毎年来ているんだよ”、と。

彼のエネルギッシュな仕事ぶり、そして休暇の過ごし方からは、心から仕事もプライベートも楽しんでいる”!ことが実に鮮明にわかりました。”人間性豊かな魅力的な人”という印象を強く持ちました。

手技的なことはもちろん当クリニックに欠けていること、やるべきことのヒントを山ほど頂きました。医療機器が増える一方の当クリニックの手狭なオペ室の大改造、大幅な拡張、システムの再構築に必要なアドバイスもたくさん頂きました。

患者さんのための安心・安全な歯科治療を行うために必要な環境整備の設計図は出来上がりました。後は実行あるのみです。

今回のフランス渡航で彼から学んだことはいくつもあります。
フランス人の国民性でしょうか、非常にサービス精神が旺盛で、常に笑顔を絶やさないのです。全くの疲れ知らずといった印象でした。

レクチャー中、私の質問に対し返答している時もいつもスマイル!スマイル!です。患者さんやスタッフとのスキンシップも日本人からすると気恥ずかしくなるほど行われていました。気質的な問題かもしれませんが、クリニックの良い雰囲気作りのためのリーダーシップをしっかり発揮していました。

15年以上彼のオペのアシスタントをしているスタッフからは、彼の魅力を聞くことができました。”歯科医としての圧倒的な技術力はもちろんのことボランティア精神旺盛な人格者であること”を挙げていました。

自身の言動と照らし合わせると、耳の痛いことばかりでした。
自分よりは遥か先を進んでいる何人かの歯科医を目標とし、近づく努力を怠らないこと、そしてスタッフや後輩(若き歯科医)に少しでも尊厳視される見本になる言動をとること、の両方をバランスよく行わなければいけないと思いました。

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