第49回 危機管理
昨日、岡山大学の附属病院内で、傷害事件が起こった。
未遂に終わったものの、一歩間違えると殺人事件になりかねない大変な出来事だった。
しかも、被害者は私が在籍していた医局の後輩で、ナイフで切りつけられ、顔を30針も縫う大怪我で、3時間に及ぶ形成外科処置はしたものの、傷は残るということである。
彼が今後歯科医として現場復帰できるかどうか、心の傷も考えると難しいと言わざるを得ない。本当に悔しい思いである。
ところで、私はというと、お盆休みが明けてからのこの一週間は、診療が終わってからの大半の時間を、ある一つの事に費やしています。毎日3~5時間しか寝ておらず、とっても睡眠不足です。
この週末東京で行われる矯正の研究会の症例発表、展示の資料作りに没頭しています。なかなか大変です。なぜなら、審査され、合否が下されるからです。
開業医として独立した後に、自分の行っている診療行為、治療結果を専門の歯科医が評価し、成績をつける、というのはあまり経験しないはずです。
通常開業してしまうと、”親方日の丸状態”の歯科医がほとんどだと思います。絶対的であれ、相対的であれ多くの同業者に点数で評価される、というのは、身の引き締まる思いです。なんか試験を受ける学生に戻った気分です。いずれにせよ、結果は来週にはでます。
それから、新ページの「今月の患者さま」大反響です。”生の声は響きます!””とても興味深く拝見しました!”などのご感想をたくさん頂きました。本当に有難うございます。
これからも、タイトル通り、毎月更新していきますので、お楽しみに!