第46回 出張オペ
昨日の診療後に、スタッフとの懇親会に出かけた。
岡山市の飲み屋街(田町)にある某居酒屋である。
予約しておいた個室に通されると、目の前に、あるはずのない風景が・・・浴槽(バスタブ)が・・・。
湯割りされており、ジェット噴射も機能する。水着まで用意されていた。
前回のスタッフとの懇親会の”セーラー服姿のウェイトレスがいた超怪しい居酒屋”の悪夢が蘇った。
帰ろうかと一瞬思ったが、”料理はそこそこいけますよ”とあるスタッフが言うので、取りあえず席に着いた。
料理はどれもオリジナル性があり、なかなか捨てたもんじゃない、という印象で、私的には、60点かな?という感じでした。
和やかに食事をしているスタッフの中で、私はずっとよそ事を考え、瞑想していた。
先週、山陰地方のある歯科医院から、出張オペの依頼をメールで受けていた。
実は、今日中に返事をしなければいけないことになっていた。
インプラント治療のオペの依頼は光栄なことであるが、いくつかの問題点がある。大量の器材の運搬、交通の不便さ、当該医院の設備の問題に加え、一番の悩みは、術後の患者さんの管理が自分でできないことである。症例としても簡単なケースではなく、私の知識、スキル、経験値を加味すると、二つ返事とはいかない。同行に必要な複数のスタッフの了承も必要である。
自分中心に考えれば、何事も経験することによって前進するのだが、”患者さんにとって良い治療法を提案し、最善をつくすためにはどうすべきか”、再度かかりつけ医と相談してみようと思う。