第36回 スキルアップ
昨日の午前中は、福岡から矯正治療に来院されている患者さんの治療を行った。
非常に繊細な治療を行っている。
理由は”年齢、歯周病、当医院来院時までの治療経過の問題、顎関節症様症状、顎偏位等・・・”4重苦、5重苦の状態で治療を開始したからである。テンションゲージを使用して必要以上の力が弱っている歯牙にかからないように配慮したり、ワイヤーサイズにも細心の注意をしている。
幸い、現在まで予想の範囲内というか、順調に治療が進んでいる。近日中に、歯並びの話のページで、治療経過を掲載しようと思っている。
午後からは、インプラント治療で使用する新しいドリルのメーカーのデモ実習に大阪へ出かけた。
骨質改善、骨片を押し拡げるためのツールで、他社からもいくつか発売されているのだが、現物の形態をみる限り、オリジナル性が高く、使い勝手が良さそうで、興味が沸いてきた、というのが実感である。
私の場合、インプラント治療に使用するドリル類は、全てディスポ(一回限りで使い捨て)にしている。メーカーは、20~30本はドリリング可能と言っているが、明らかに切れ味がおちてくる。注水はほとんどしない。超低速でドリリングする。私なりのエビデンス(根拠)がある。この話の続きは、長くなるので、院長のメッセージでそのうちします。
今度の日曜日は、アドバンスGBR(骨造成)のオペ見学で名古屋に行きます。何か一つでも吸収して帰ってきたいと思います。