第32回 石井歯科新聞
また、石井歯科新聞(季刊誌)発行の季節がやってきた。
年4回季節の変わり目に、歯科の情報や当医院の近況などを紙面にして患者さんにお渡ししている。
今回で第22号ということは、6年足らず続けていることになる。毎回6~8ページのボリュームと考えると、150ページくらいになる。本一冊分くらいになるではないか。継続は力なり!である。
そろそろ新聞でるんじゃない?と言われる方や、新聞だけ取りに来られる方も多くいます。
発行当初は、今となっては過去の遺物となったワープロ(NECの書院)、ソフトは一太郎で作成していたことを思い出す。イラストと粗末な画像を添付して、配色、構成にも限界があったものの、患者さんからは、オリジナルということもあって、発行当初は驚かれた記憶がある。
待合室には、発行当初からの新聞が自由に見れるようにファイルにして置いている。
また、待合室で常時流れている歯科の情報や当医院で行っている治療法のスライド(500枚以上)も全てファイリングして、閲覧できるようにしている。
どういうわけか、一般の雑誌を見ている方と上記のファイルを見ている方が、半々といった具合である。
私が思うに、毎日の日常生活の中で、歯科のことをずっと考えている人などほとんどいないはず。
”歯科医院に来たときくらい、歯科に関する情報を得よう!”という意識が無意識に働くのではないだろうか?
正直、一般の雑誌を数多く種類を増やした時期があるのだが、よくよく考えて、2年ほど前から、最小限に抑えることにした。
その分、歯科に関する情報満載のファイルを充実させることにした。
子供の診察中待っている親御さんや、ご夫婦、友人同士で来られて先に治療が終わって待っている方などに、”日頃から歯科についての興味を持つきっかけになれば”と思っています。
新聞の印刷の時期がくると、必ずといって、プリンターが壊れる。完全なオーバーワークに陥ってしまう。
案の定、昨日4千枚ほど印刷したところで、突然動かなくなった。メーカーのサポートの担当の方に状況を説明すると、、”内部の部品を交換するしかないです”というあっさりとした回答。
”まだ買って1年経っていないんですけど、消耗品なんですか?故障なんですか?”と食い下がると、”普通5年くらい使わないと壊れない場所なんですけどねー”というせつない返答。しかたなく、”メーカーへ直送しますから至急修理してください”とお願いした。
”レーザープリンターにしましょう!”とスタッフは言う。その通りである。インクジェットで何千枚、いや1万枚以上を1~2日で印刷させるのは酷である。
わかってはいるのだが、値段、置くスペースの問題で二の足を踏み続けている・・・。当医院に今一番足りないものは、”箱(スペース、空間)”である。
スタッフへの負担が大きく大変なのはわかっているのだが、50号、100号を目標にこれからも季刊誌を発行していきます。