かみ合わせ難民
毎日、不自由なく何でも食べれることは、誰にでも備わった欲求で、私たちが歯科医療を行う原点とも言うべき目標である。言い換えると、口腔の健康の維持・増進のために、「咬めること、食事が普通にできること」は最も重要な点と言える。
しかし、実際には、“咬めない、かみ合わせがおかしい”といった方が多く来院される。他医院で治療中の方や治療が終了しているのに“うまく咬めないので何とかしてほしい”といった理由での来院である。1本も欠損がないのに、“咀嚼できない、噛みきれない”といった方も多い。
かみ合わせの不具合を総称して、「咬合異常」と言うのだが、原因を特定するのはそんなに簡単な事ではない。なぜなら歯が萌出した直後の歯列や天然歯の状態ではなくなっていて、人工的な歯の位置や形態に前医がしてしまっている場合が大半であるからである。
「咬合検査」を行い、何処にどんな問題点があるかはもちろんのこと、重症度についても精察することになる。いくつかのME機器を利用するなどして可視化・数値化することが出発点である。
当クリニックでは、下記の他に約30種類の「咬合検査」を用意し、必要に応じて基本検査に始まり追加検査が行える体制をとっています。かみ合わせの不具合を自覚されている方は、お気軽にスタッフまでご相談ください。
【Adduction field】
【Digma】
【T-Scan】
【T-Scan】
【デンタルプレスケール】
【バイトアイ】
【下顎運動】
【筋電図】