第69回 ”岡山インプラントセンター”開設
「インプラント治療」に関する正しい知識、正しい情報を伝えたい、という思いから、新サイト「岡山インプラントセンター」を開設しました。
当センターの特徴、治療の流れや症例など、現在どのようなインプラント治療が行われているか?わかりやすく解説しました。
もちろん随時更新していきます。ご一読頂ければ幸いです。
今回は、<インプラント治療への思い>を少し綴らせて頂きます。
私が始めてインプラント治療を行ったのは、15年以上前のことになります。当時は、歯科医の仲間内でもマイナスイメージが強く、ましてや、一般のほとんどの方は、言葉さえ知らないという実態がありました。
ところが、ここ5年ほどで、多くの歯科医の見解はもちろん、マスコミで取り上げられることも多くなり、“世間的にはプラスイメージの認知度が確立された”といえるのではないでしょうか!
インプラント治療によって、今まではできなかったことができるようになったり、患者さんにとってより満足度の高いゴールを目指せるケースが増えてきました。
上記のレントゲンの方は、下顎両側の臼歯部(奥歯)へのインプラント治療を希望されて来院されました。何箇所もの歯科医院で骨が少ないからできないと言われての来院でした。
当クリニックでの治療終了時が上のパノラマレントゲン像になります。下顎左右臼歯部、及び上顎左側臼歯部に大幅な骨造成をしています。
インプラント治療に限ったことではありませんが、歯科院側が多くのオプション(治療選択肢)を持ち合わせておかないと、対応できないケースが非常に増えました。また、単科(一つの専門分野)での治療法の限界を痛切に感じます。
患者さんの多用なニーズに答えれる“総合歯科医”としての力量が試される時代になりました。
また、最近インプラント治療において一番思うことは、成功へ導くためには、いくつもの要素が絡み合っており、歯科医院全体としての総合力をいかに高めるか!ということがポイントではないかとも思っています。
術者の知識、技術、経験は前提として、「専用のオペ室」や「歯科用CT」に代表される設備の充実、材料や器具、テクニックの適切な選択、介助者、歯科麻酔医、近隣病院との連携を含めた「リスク管理」など、“チーム医療として捉える重要性”を痛感しています。
当サイト、今後更新していく当ページを通じて、インプラント治療の正確な情報を発信するとともに、真摯に、そして真剣にインプラント治療に取り組んでいる一歯科医の奮闘ぶりを、1人でも多くの方にわかってい頂ければ幸いです。