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第15回 MTMって何?

MTMは、minor tooth movement(部分的な歯の移動) の略で、この言葉自体を知らない歯科医はいないはずです。

 ただ、積極的に日々の診療に取り入れている歯科医が少数派というのが現状ではないかと思います。

 一般に、歯並びを治すことを矯正というので、歯の移動を行うMTMは、大きい意味では矯正の範疇に入ると思います。 

 ただ、矯正というと患者さんは、「きれいな歯並びにしたい」がために来院し、歯科医も見栄えを良くすることは、治療目的の主眼であることに間違いありません。

 装置を上下の歯全部につけることが大半で、治療期間も年単位でかかることが 普通です。

 大半の歯科医が考えているMTMとは、「口の中の歯並び全体をよくする」ことではなく、 目的を絞って少数(1~3歯程度)の歯の移動をすることで、治療期間も、半年以内に終了するケースがほとんどです。

 MTMを行うことで、抜歯せずに済むケースや、歯の神経を取らずに済むケース、 重篤な歯列不正になることを未然に防ぐこともできます。
 MTMの技術を持っていると、治療の選択肢が広がることは、間違いありません。実際の臨床例で話を進めたいと思います。

1)傾いて萌出してきた歯への処置

2)生えてこない歯への処置

傾いて生えてきた歯の所へ食片が溜まることと、上の歯と噛んでいないので、 うまく噛めないことを主訴に来院。

MTMすることにより噛みあわせが完全に回復されました。

生えるスペースがなくて、歯が生えてこない場合があります。 生えるスペースをつくってあげるだけで自然に生える場合もよく 見受けられます。若年者ほど歯の自然萌出の力があります。

上記の1)、2)の症例は、見た目をよくする治療ではありません。 

 1)の症例の場合、もしMTMをしなかった場合、いずれ傾いた歯は、虫歯になって抜歯になると思います。 そして、抜歯した場所へ、インプラントを植立するか前後の歯を削ってブリッジになるでしょう。
 2)の症例の場合、MTMをしなかった場合、埋まった歯が生えてこないため中途半端な隙間ができたままで、 噛みあわせが悪い状態になりますし、もし生えてきても、その部分はガタガタになりますから本格的な矯正が必要になると思われます。

 MTMは、臨床の場では、非常に役に立ちます。MTMで処置が終わるというよりも、MTMをしてから、被せにすると噛みあわせが上手くいくとか、見た目がきれいに仕上がる場合が多々あります。

 なにより歯への浸襲(削ったり、 神経をとったり、抜歯する)が減ります。

 特に、成人の患者さんの場合、「針金を2,3年も口につけているのは、勘弁してほしい」という方は大勢います。

MTMと補綴(被せや入れ歯)を組み合わせて、短期間に審美的に満足のいく仕上がりにしていく 治療がとられることがあります。この症例については、次回お話したいと思います。

MTMは、矯正を本格的にしている歯科医であるかないかに関わらず、 治療方法の選択肢を広げる意味で、非常に有効です。1本の歯を大切に、と考えている患者さんに対して、歯科医であれば、 アイテムの一つとして持ち合わせていたいと思います。

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