第181回 歯周外科のハンズオン(実習)
11月23日(水)は、ODC(Okayama Dentists Club)主催で京都でご開業の高名なM先生を招待し、岡山市内で豚顎を使用した歯周外科のハンズオン(実習)を行った。
定員をはるかに上回る申し込みがあり、やむなくお断りをしたドクターには本当に申し訳なく思っています。来年の早い時期にアドバンス的内容を盛り込んだ同様のハンズオンを行いますので、ご参加して頂ければと思っています。
M先生曰く、”フラップマネージメントは、全ての外科処置の基本であり、その中でも切開・剥離・縫合のさまざまな術式は、科学に基づいて行わなければならない。何となくとか経験的にではなく、ゴールを見据え、いつも同じ方法で行う必要がある。解剖学の知識が欠けている臨床医が多すぎる”と
前日の会食では、先週マイアミで行われたAAP(アメリカ歯周病学会)のトレンド情報や歯科界の裏話などを長時間に渡って聞けました。いつもエネルギッシュに活動されている姿に感心するとともに、当日の実習は、軽妙なトークを織り交ぜながら楽しく一日学びの時間を共有できました。本当にお世話になりました。来年も今年同様宜しくお願いします。
ODCでは、定期的に外部講師を招待し、講演や実習を通じて岡山の歯科医療の底上げを目指しています。来月の最後の例会(第12回)では、会員4名によるケースプレゼンテーションが予定されています。同業歯科医の症例発表に同席することにより、さまざまな気づきがあります。
2012年度はODC発足5年目に突入します。何人かの著名な講師の来岡が決定しています。世界各地から講演のオファーが絶えない今が旬の同年代のドクターの一日講演も決定しました。私自身とても楽しみにしています。
歯科開業医とは、本道である臨床(診療)のレベルアップを一生懸命続けることが本来の使命であり、如いては社会貢献にも繋がることに異論はないはずである。今後も同志とともに地道に活動していければと思う。