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第156回 ODCサブ例会・・・審美的なレジン充填法

先週の土曜日は、私が所属していて歯科医のスタディグループであるODC(Okayama Dentists Club)の例会を行った。毎月、原則的には、会員発表を行っている。

今回は、5人の会員によるケース・プレゼンテーション(症例発表)でした。7時開始の例会でしたが、各人個性豊かな内容で、4時間余りの熱のこもった時間を共有しました。タイトルは以下の通りでした。

「小手術症例」
「治療計画~咬合高径変更する~」
「歯周病と矯正治療ー何がおきたかー
「歯周外科3ヶ月コースで学んだこと~経験した症例を通して~」

「初診患者の治療方針」

同業者である多くの歯科医の前で発表することは、事前の準備を含め、何より発表する本人にとって一番勉強になります。自身の立ち位置を知るこの上ない機会です。そして、参加者から建設的な意見や質問を言ってもらえる事が、次のステップへ進む原動力になります。厳しい批評から、自身の臨床力を見つめなおし、欠けていることや今後やるべきことのヒントが見えてきます。

同志とともに、夜な夜な活発なディスカッションができることを、うれしくも頼もしくも感じます。本道を突き進むことの意味、やりがいを感じとってほしいです。


翌日の日曜日は、高名なM先生とI先生をお招きして、「審美的なレジン充填法」のタイトルの下、講演と充填のデモをして頂きました。本当にすばらしい講演を有難うございました。

各ステップの精度の高さ、完成度の高さの中には、職人的な技が随所に盛り込まれていました。ダイレクトボンディングの成功には、歯牙の解剖学的形態について、歯科技工士と同レベルの知識を歯科医が持つことが要求されます。

石膏の歯牙模型の作製やワックスアップで日々練習することが必須!と強調されていました。地道な練習あるのみ、ということです。

先日M先生のクリニックを訪問させて頂いた時、やはり歯科医は“臨床力で勝負しなければいけない!”と改めて痛感しました。

いくら建物や内装がきれいで、患者さんへの応対が良くても、治療技術がともなっていなければ、良質な医療は絶対提供できません。結局患者さんへ迷惑をかけてしまいます。

M先生は、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を13年前から使用されているとのことです。拡大視野でしか行えない治療が山のようにあります。日々の練習あるのみ、と私自身再確認しました。

M先生には、近日少人数でのハンズオンをお願いしています。昨日の講演内容の続きを、実習を通じてさらに掘り下げて学習できることと思います。会員一同本当に今から楽しみにしています。宜しくお願いします。

ODCを通じて、”岡山の歯科臨床レベルの底上げの起爆剤になれば良いかな?”と思っています。

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