第112回 ”スウェーデン”へスタッフが研修に行きました
昨日の午前の診療が終わった後、歯科衛生士であるスタッフが、遠い異国の地”スウェーデン”へと旅立った。
スウェーデンといえば、言わずと知れた福祉大国、そして歯科界でいえば、”予防歯科の先進国、歯科衛生士にとっての聖地”といえる場所である。
歯科衛生士として、ステップアップするには、またとないチャンスである。
私のフランス研修と入れ替わる形での海外研修である。これからの10日間は、彼女がメインテナンスを担当している患者さんに迷惑がかかることは当然として、期間中はクリニックにとっても大きな戦力ダウンである。
しかし、彼女にとって、この渡航が人生の転機となるであろうことは間違いない。
なぜなら、自分の意思で決定し、ほぼ自腹での研修である。二十歳半ばの女性が、観光目的でなく北欧までビジネスのみでのトリップである。
渡航代・研修費は、医院が立て替えて、毎月給料から引いての分割払いである。しかも有給扱いにしてほしいと申し出てきた。彼女のモチベーションの高さ、向学心には、本当に頭が下がる思いである。
一回り成長した彼女を見るのが今から本当に楽しみである。まずは渡航中の安全と、無事に帰国することをスタッフ一同で願いたい。