前歯の歯並びが悪い方の透明トレーを使った矯正症例
透明トレーを使った矯正治療には、多くの利点があります。大きな歯牙の移動はできませんが、固定式の装置と組み合わせるなどのコンビネーション的な使用法も可能です。
下記の方は、上顎の前歯のガタガタを治したいことを主訴に来院されました。
下記の方は、上顎の前歯のガタガタを治したいことを主訴に来院されました。
治療前
初診時には、上下顎中程度の叢生が認められました。ご本人の希望は、上顎の前歯だけきれにしたい、とのことでした。
左図の青丸の2本の歯牙が内側(口蓋側)に入っているので、透明トレーを使用して、前方へ押し出して、がたがた感(叢生)を治すことのみを計画しました。
左図の青丸の2本の歯牙が内側(口蓋側)に入っているので、透明トレーを使用して、前方へ押し出して、がたがた感(叢生)を治すことのみを計画しました。
治療前
3ヵ月後
6ヵ月後(治療終了)
治療前
治療終了
上記の治療経過写真のように、主訴である上顎前歯部の叢生は改善され、ご本人の満足度は十分得られました。
透明トレーでの治療の場合、適応症を如何に見極めるか?が最大のポイントです。歯科医の知識、経験によるところが大きいです。
治療内容 | 40才女性 上顎の軽度叢生に対して可撤式透明トレーを4つ使用し改善した |
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費用 | 240,000円(税別) |
期間 | 6カ月 |
リスク | 保険適応の治療に比較し治療費が高額になります。 矯正治療中の歯の移動の際、痛みを伴う場合があります。 |