開咬で重度な上下顎前突の方の矯正症例
開咬(前歯が咬み合っていない)で重度な上下顎前突のケースです。成人であること、側貌の劇的な改善が必要なケースですので、上下4本抜歯のスペースを利用して治療しました。
治療前
上図のように、上下に軽度叢生があり、開咬、そして重度な上下顎前突ですので、抜歯スペースを利用して大きく前歯部を後退させることが必至の状態でした。
治療中「3ヶ月目」
上下のレベリングが終了し、矯正用インプラント(4本)を利用して前歯群の後方移動を開始したところです。
治療中「8ヶ月目」
抜歯スペースが閉鎖され、歯軸の調整を開始した時期です。上下の前後的ずれはほぼ0㎜の状態です。
治療後
開咬、上下叢生、そして重度の上顎前突の様相は改善されました。動的治療期間は、わずか12ヶ月でした。側貌も非常にすっきりした日本人の理想的なE-lineになりました。
治療内容 | 28才女性 開咬及び上下顎前突であったので、小臼歯の4本抜歯のスペースを利用して前歯部の後方移動および開咬を改善した |
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費用 | 650,000円(税別) |
期間 | 20カ月 |
リスク | 保険適応の治療に比較し治療費が高額になります。 矯正治療中の歯の移動の際、痛みを伴う場合があります。 |