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第435回 誤ったブラッシングで歯肉に及ぼす害

 

ブラッシングをすることは虫歯や歯周病の予防に大変有効ですが、方法を間違えてしまうと歯や歯肉を傷つけてしまいます。
■擦過傷■
いわゆる「磨きすぎ」によってできる傷で、口腔粘膜や歯肉に損傷をつくります。(歯肉の表面
が擦れたような傷)
原因は乱暴な乱暴なブラッシング、力の入れすぎ、硬毛の歯ブラシを使用した場合にもおこりやすくなります。

 

□クレフト□
歯肉にできた垂直型のVの字型をした亀裂のことで、過度の力を加えた縦磨きとそれにともない停滞するプラーク(歯垢)が原因と考えられます。
ただし噛み合わせの異常やブラキシズム(歯ぎしり)によって起こる場合もあります。

 

■フェストゥーン■
歯肉の縁が浮き輪状に盛り上がった歯肉の異常形態です。過度に加わった力に対して歯肉は抵抗しようとして、形を変えていきます。
ロール状に肥厚した歯肉が特徴です。
主に犬歯に多く見られます。

自己流の誤ったブラッシングによってさまざまな症状が出てくることがあります。毛先の広がったブラシや硬いブラシ、そして大きすぎるブラシなど歯ブラシに問題があるものも考えられます。力のかけ方、ブラシの当て方や動かし方を改善させれば治るものもあるので、一度歯科医院でブラッシングの仕方をチェックしてみるといいでしょう。

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