第409回 エナメル質
歯の白さ・輝きを左右するのはエナメル質です。
歯の表面にあるエナメル質は、食べ物や飲み物に含まれる酸によって軟らかくなり削りとられやすくなってしまいます。
これを繰り返すうちに歯が薄く弱いものになっていき、これにより削り取られた歯を酸蝕歯と言います。
私たちが日ごろ摂取している食べ物や飲み物の多くは酸を含んでいます。
特に美容・健康の為に摂取しているオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物、ドレッシング、梅干し、酢の物、またワイン、スポーツドリンク、野菜ジュース、お酢ドリンクなどは、他の食品に比べても酸性度が高いため
歯のエナメル質を弱体化させてしまいます。美容や健康に効果があると言われる酸も、歯にとっては大敵になってしまうことがあるのです。
もちろん、酸の強い飲食物を”とらないほうがいい”というわけではありません!!
歯のエナメル質が酸に触れて一時的に軟らかくなった状態で歯を磨くと、エナメル質が削り取られやすく、
繰り返すうちに酸蝕歯は進行してしまうので、酸の強い飲食物を摂った後には唾液の中和作用だけに頼るだけではなく、口内の酸を早めに中和することをお勧めします。
口の中をすすぐつもりで水やお茶などを飲むようにするのもいいでしょう◎
また歯磨きの前に水でよくうがいをするようにし、しっかり中和してからの歯磨きがおすすめです。
残念ながら摩耗や酸蝕によってすでに失われたエナメル質を元通りにすることはできないので、日頃のケアを大切にしましょう☆
歯磨きした後に歯の表面に塗布する歯用のパック☆
エナメル質を強化するリン酸カルシウムなどを配合した、歯磨き仕上げなどの用品もあります○
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