第392回 みにくいあひるの子
『みにくいあひるの子』といえば有名な童話の一つですが、歯科でも『みにくいあひるの子の時代(ugly duckling stage)』と呼ばれる、自然なすきっ歯の時期があります。
7~12歳くらいまでの乳歯から永久歯への生え変わりの時期のことです。
上の真ん中の永久歯はほとんどの場合、正中が離れて生えてきます。
続いて隣の歯が生えてくると押されて正中の隙間が少し改善され、されに前から3番目の犬歯が生えてくると正中が正常に並んできます。
しかし、骨の中に過剰な歯があったり、小帯(唇の裏のヒダ)の異常がある場合は自然には治りません。その他にも反対咬合(受け口)や上顎前突(出っ歯)、歯が生えてくるスペースが足りない場合などは早いうちに矯正治療を開始したほうが良い事も多いので、もし気になられる方はお気軽にご相談ください!!
みにくいあひるの子が、真っ白な白鳥になったように、みにくいあひるの子の時代を過ぎた子供たちがきれいな歯並びと丈夫な歯で美しい笑顔になれるようお手伝いできればと思います♪