第342回 歯並びと食育
動物というのは、生活する環境によってその姿を変えていきます。人間も例外ではありません。 例えば日本人と西洋人ではご存知の通り体格がだいぶ違います。 胴が長い日本人の体型は、その食事内容に密接に関わっているのです! これは歯並びとあごの関係にもいえることです。繊維質の食べ物を、時間をかけて多く噛む人は、下あごの角が角ばってエラが張る型になります。つまり横顔を見ると、下あごの角がしっかりと「L」の型をしています。しかし、よく噛まない、もしくは噛めないという人の場合あごの骨が弱り、下あごの角が浅くなってしまいます。横から見ると「し」の字のようなあごの形になってしまうのです。細くなってしまったあごには、当然歯は並びきれません。 特に、最近は軟らかい食べ物が多くなっているので、要注意です!! 普段の食事が顔の形に影響するので、食育がとても大切です。 |