第309回 抜けた乳歯はどこへ行く??
みなさんは乳歯が抜けた時、その歯をどうしたか覚えていますか?
上の歯は縁の下に、下の歯は屋根に向かって投げたりしませんでしたか?
このような風習は日本独特のものと思いきや、実は他国でも見られるものなのです!
きれいな歯が生えてくるようにと願いを込め、
抜けた乳歯をどうするのか、国によってさまざまな風習があります。
まず日本でされている、上の歯が抜けた時は縁の下に投げ、
下の歯が抜けた時は屋根に投げるという風習には意味があって、
新しい歯は、古い歯がある方向に伸びると信じられているからだそうです。
同じような風習は中国、韓国、シンガポール、ベトナムなどにも見られ、アジア他域広まっています。
では、アメリカやヨーロッパではどうでしょう?
この地域での言い伝えは大きく2つに分かれています。
アメリカ合衆国、カナダ、イギリスなどでは夜寝る時に枕の下に抜けた歯を入れておきます。
そうすると眠っている間に「歯の妖精」がやってきて抜けて歯を持っていき、
その代わりにコインを置いていってくれるという言い伝えがあるとか。
おとぎ話のようですね★
メキシコやフランス、スペインなどでは枕の下に入れた歯は、
ちびネズミが持っていって代わりにプレゼントを置いていってくれるみたいですよ☆
歯を持っていってくれる動物はネズミだけではなく、リスや小鳥だと言い伝えられている国もあります!
また、チリやコスタリカはユニークで、抜けた歯をイヤリングにして身に付けておくそうです。
地域が違うと、風習や言い伝えも色々ですが、「歯の健康を願う気持ちは万国共通」なのです。
そんな大切な歯が、虫歯にならないように、毎日の歯とお口の健康に気を付けて、
いつまでもきれいな歯でいられりようにしっかりケアしていきましょう♪