第308回 歯ブラシの歴史知ってる?②
今回は日本へどのようにして歯ブラシが伝わってきたかをお話します★
日本では仏教伝来とともに、「歯木」(しぼく)はインドから中国そして日本に伝わりました。
日本では歯木の事を「楊枝」、「房楊枝」と呼びました。
947~956年頃の平安時代の古文書に一般人の歯磨きの事が記載されています。
そして明治初期には「楊枝・房楊枝」に変わり、「クジラ楊枝」に変わりました。
当時、インドから伝わってきたのをまねて、
クジラの毛と、馬の毛を合わせて作ったのが歯ブラシの始まりと言われています。
しかし、まだ歯ブラシとは呼ばれずに、「クジラ楊枝」と呼ばれていました。
明治末期頃、やっと歯ブラシと呼ばれるようになったそうです。
歯を大切にするという気持ちは、ずっとずっと昔から変わらないんですね。