第128回 ☆歯に何を詰めているでしょう?☆
小さい虫歯が出来た時「削って白い詰め物を詰めますね」と言われることがありますよね? でも実際にどういう風に詰めているんでしょう?
写真で順を追って説明していきますね。
この歯の赤い部分は虫歯で歯を削った所です。ここに白い詰め物をしていきます。
この薬は詰め物をする前に必ず塗らなければいけないものです!!
左の赤い薬は「エッチング」といって歯の表面を粗くして、詰める素材をくっつきやすくするものです。下の筆で塗って1分おきます。
右の白と黒の薬は「ボンディング」といって詰め物を歯にくっつける役割をするものです。「ボンディング」をした後は光をあてます。
薬を塗って処理をした後は詰め物をしていきます。白い詰め物はクリーム状になっていて、これで削った後の穴を埋めていきます。
クリーム状の材料は「レジン」といって歯の色に合わせて色があるのでその人にあった色を選んでいきます。
削った穴を埋めたら光をあてて固めます。「ボンディング」の時にあてる光もこれです。光をあてないと固まらないんですよ。
このあと埋めた表面を磨けば完成です。