第111回 歯の模型ができあがるまで・・・
治療をしている時に、ピンクの粘土で型をとられた経験がある人がいると思います。この粘土で型を
とった後はどうなるのでしょう?今回はその流れについて紹介していきます。
まずトレーにピンクの粘土を盛ってお口の中で型をとっていきます。
この時に気泡が入っていたり、細部までとれていなかったりすると、いい模型が出来上がりません。
次に石膏を練って気泡が入らないように流していきます。この時に時間がかかってしまうと石膏が固まってしまうので、手早く操作していきます。
たっぷり石膏を盛ったら、固まるまで置いておきます。
固まる時に熱がでるので、その熱がなくなったらOKです。熱がなくなったらトレーから慎重に石膏をとっていきます。この時に石膏の歯がとれないように注意を払います。
これで型の完成です!!この後は、かぶせを作る為に使ったり、矯正の患者さんの模型を作ったり、入れ歯を作る為に使ったりします。