第15回 歯医者嫌いにしていませんか?
急に寒くなってきましたね。体調を崩されている方も多いのでは?風邪をひかないように気をつけてくださいね。
虫歯や歯槽膿漏のないお口の中を維持していくためには、「歯医者さん」と上手につきあっていくことが必要です。歯科医院の敷居が高い原因の一つに、子供の時のつらい記憶が関係していることも多いようです。そこで、まず子供を「歯医者好き」にしてみませんか?
ある日、お母さんが治療されるのにお子さんと一緒に来られて、お子さんは待合室でお母さんの治療が終わるのを待っていました。
お子さんが「お母さんまだ終わらないのかな」と診療室のお母さんの所へ行くと、
「ここに来たらだめよ。怖いよ。待合室で待っていてね。言うこと聞かない子には、痛~い注射してもらうよ。」とお母さんが言うと、お子さんは慌てて待合室に戻って行きました。なにげなく言ったお母さんの言葉ですが、このお子さんには『歯医者さんは怖い』というイメージを持ったのではないでしょうか?
周りの大人が先入観を与えないようにすることが大切です。
「歯を磨かないと歯医者さんに連れて行くよ」
「そんな悪い子は歯医者さんで注射してもらうよ」
など言ったことはありませんか?今日からはやめてくださいね。
初めて治療にきて診療するイスに座ると周りにはいろいろな機械があり、慣れない環境でお子さんは緊張するものです。口を開ける事も出来ず、なかなか治療に入れないお子さんもいます。
スタッフは、お子さんといろいろ話しをしたり、治療に使う道具の説明をしたりして信頼関係を作ってから治療を始めるように当医院ではしています。時間がかかってもまず怒ったりせずに、応援してあげてください。>
治療が終わったらたくさんほめてあげてください。
治療に時間がかかっても、途中で少し泣いてしまったとしても、おおげさだと思うくらいほめてあげください。誰でもほめられるとうれしいものです。たくさんほめられると次回からはもっと上手にできるようになります。
いかがですか?お子さんを歯医者好きにしてあげてください。