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第8回 子供の歯は家族で守る!!

そろそろ学校での歯科検診の季節でしょうか?この季節になると検診でひっかからないようにとあらかじめ検診や治療に来られる方がちらほら。私が子どもの頃といったら、毎年検診でひっかかるお口の劣等生でした。友達は先生の「よし!」という一言であっという間に終わるのに対して、私はじっくり丁寧に診てもらい、先生の口からは「C、C、C」という言葉が・・・。ああ、今年もかぁ・・・。しょんぼり。私はきっと生まれつき歯が弱いのだわ。と信じて疑わず、歯科医院へ通ったものでした。

 でも、今考えてみるとむし歯になってくださいと言わんばかりの生活を送っていたような気がします。家の冷蔵庫にはよく炭酸ジュースがあったし、戸棚にはいつもお菓子のストックがあり、いつでも飲んだり、食べたりすることができました。おばあちゃんも私の喜ぶ顔見たさに、よくお菓子を買ってくれました。歯磨きは、自己流の、歯磨き粉をたっぷりつけた磨いているつもりの歯磨き。私の記憶が正しければ、小学校にあがってからの仕上げ磨きはなかったように思います。おまけに歯磨きをしたあとに食べたり飲んだりして、その後がうがいだけなんてこともありました。フッ素なんて聞いたこともありませんでした。

 それに比べて石井歯科でお目にかかるお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの意識レベルの高さにはいつも感心しています。定期的な検診、フッ素塗布をはじめ、お家でもフッ素洗口をしたり、フッ素入りのジェルや歯磨き粉を使っていたり、仕上げ磨きの後は糸ようじでさらに仕上げを。夜の歯磨きのあとは食べ物は口に入れない、飲み物はお茶か水にする。これを徹底している家庭のお子さんはむし歯がないように思います。

 しかし、時々、私の子どもの頃と似たような生活を送られている家庭の話を伺うこともあります。そんな時、あぁもったいないなー。と思います。確かに、体質的に歯の強い弱いはあると思いますが、家族の力で子どものむし歯は防げます。先日このことを母親に話したら、「ごめんね。ちょっと手抜きをしちゃったね。」と言っていました。
お父さん、お母さん、将来子どもに謝らなくてすむように、意識改革してみませんか?

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