治療費[詳細5]
CT解析
CT装置
CT解析
CT画像を解析することにより、上下顎骨の形態、骨量、骨密度が3次元的に詳細にわかります。また、治療プランを3D画像にて立体的に見ることが可能ですので、治療前に術後のイメージをご覧頂くこともできます。
また、術前に骨の模型を作製したり、それを下に、外科処置の際のドリリングのガイドとなる誘導板(ステント)の作製も行います。CT解析は、安心、安全で確実なインプラント治療を行うために、必須のアイテムといえます。
CT画像による診断の詳細については、院長メッセージ“第48回 安全なインプラント治療最前線!”をご覧下さい。
一次オペ・二次オペ
一次オペ治療前
一次オペ治療直後
二次オペ治療前
二次オペ治療直後
一次オペとは、顎骨内へインプラント体(フィクスチャーという)を埋め込む外科処置のことを言います。通常上顎で4ヶ月、下顎で3ヶ月の治癒期間を経て、上部構造の作製に移行します。
二次オペとは、一次オペの後一定の治癒期間を経過してから、フィクスチャーの頭の部分を歯茎から出す外科処置のことを言います。二次オペは、ケースによっては、不要な場合もあります。
GBR
GBR治療前
GBR治療中①
GBR治療中②
GBR治療後
Guided born regenerationの略です。インプラント体を埋め込む場所の骨量が不足している場合に、骨幅や骨の高さを増やしたり、骨質を変える処置が必要な場合があります。
左図のケースは、GBR治療中①のように、前歯の頬側側の骨量が不足していたため、GBR治療中②のように骨補填剤を満たしました。
5ヵ月後には、GBR治療後のように十分な骨造成が獲得できました。
オステオトーム、サイナスリフト、HSC
上顎骨の後方部にインプラント体を埋め込む場合に、上顎洞までの距離が足らない場合に、挙上して骨の高さと骨量を増やす手術法です。比較的簡単にできるオステオトーム(ソケットリフト)と、やや難易度の高い通常のサイナスリフトがあります。
詳細については、院長メッセージ“第35回 骨のないところへインプラント!・・・(ソケットリフト法)”と、“第36回 骨のないところへインプラント!・・・(サイナスリフト)”をご覧下さい。
HSC(hydraulic sinus condensing)は、上顎洞の挙上法としては、シンプルな術式でかつ患者さんへの負担が非常に少ない最新、最良の処置法といえます。
骨移植
インプラント体を埋め込む場所の骨量が非常に少ない場合に、ご自身の骨を別の場所からブロック状に取って来て、移植する必要が生じます。
FGG・CTG
インプラントを取り囲む歯肉が動く場合、移植が必要です。
通常、口蓋の歯肉を採り移植します。この処置を遊離歯肉移植術(FGG)といいます。
また、歯肉のボリュームが少なく、自然観が損なわれる場合に移植した歯肉を挟み込む処置を、結合組織移植術(CTG)と言います。移植片は口蓋から採取します。
プロビジョナル・インプラント
治療期間が長期に渡る場合、暫間的にインプラント体を何箇所かに埋めて、審美的、機能的な回復を図ります。
PRP
採血中
PRP
軟組織の治癒の促進、及び骨造成期間の短縮等のために、採血した血液からPRP(多血小板血漿)を利用させて頂きます。PRPの採取法、利用法も日々進化しており、最新の使用法にて有効に利用させて頂くようにしています。
左図の画像のように、単独あるいは、骨補填剤と混ぜてパテ状にして用いたり、吸収性メンブレンに染み込ませて使用することもあります。
左から、PRPを混入させた骨補填剤、PPP(Platelet Poor Plasma),PRP膜です。
術後の腫脹や痛みが格段に軽減されます。