人それぞれ違う歯の色の理由
人の歯の色には個人差があり、歯が白い人、黄色っぽい人、元々生まれ持った歯の色はみなさん違います。
その違いの理由をおおまかに説明すると・・・
●エナメル質の厚さの違い
人のエナメル質の厚さはだいたい2~3㎜といわれています。この数ミリの歯の表面にあるエナメル質の厚さが、人の歯の色を最も左右します。エナメル質は白色の半透明でその下には黄色い象牙質があります。つまりエナメル質が薄いとその下の象牙質の黄色がより透けて見えるので黄色く、エナメル質が厚いと象牙質の色がカバーされ白く見えるようになります。
※エナメル質の厚みは歯の場所によっても変わってきます。臼歯と比べ噛む力を必要としない前歯は強度が求められていなのでエナメル質が薄く、噛む力を求められる臼歯は強度が必要なためエナメル質が厚くなっています。気にしなければ見ていても気づかないものですが・・・ご自分の前歯と奥歯の歯、見比べてみてみて下さい!
●エナメル質の質が違うから
エナメル質といっても、人によってその色や透明度には違いがあります。
エナメル質の色が白く透明度が低い人→象牙質の黄色をよりカバーするので歯は白く見える。
エナメル質の透明度が高い人→象牙質の黄色がより透けてしまうので、歯の色は黄ばんで見える。
●象牙質の色が違うから 象牙質の色も歯の色を左右する大きな要因です。黄色っぽい象牙質ですが、黄色味が強いものもあれば、そうでもなみものもあります。つまりエナメル質越しに見える色も象牙質の濃さで、歯全体の色味が変わってきます。
黄色人種である日本人は元々、白人や黒人の歯に比べるエナメル質の厚みが少ないと言われていて、象牙質も黄色がかっているという特徴もあるそうです。なので元々日本人は歯が黄色い傾向にあります。
↑黄色いなとは思っていましたが、他のスタッフの歯の色と比べてみても全体的に私の歯は黄みが強いです。