歯の小さな突起?!中心結節とは
中心結節といった言葉を聞いたことがありますか?
歯の表面に何か突起のようなものがある方が時々いらっしゃいます。
その突起の事を中心結節と言います。
主に小臼歯にできることが多く大臼歯やまれに上の歯の前歯にもできることがあります。
中心結節自体に問題は特にありませんが、小さな突起ですので折れてしまうこともあります。
中心結節の突起には神経の管があり、折れてしまうと神経が飛び出てしまうためしみたり、噛んだ時に痛みがでることもあります。
折れ方によっては激痛を伴うこともあるため、注意が必要です。
■中心結節の治療法■
折れないようにするためには・・・
突起の周囲に詰め物などで補強をして、折れにくくする。
かみ合わせも重要で、噛み合わせたときに突起が直接強く当たらないように調整します。
中心結節が折れてしまったら・・・
歯の神経が生きているかどうか確認します。
神経が生きている場合は折れている部分をプラスチックの詰め物などでコーティングします。その後神経が死んでしまうこともあるため、経過が必要です。
神経が死んでしまった場合は、根の治療が必要になります。
虫歯ではないため見た目はきれいですが、歯の中の神経が死んでしまってそのままにしておくと、根の先に膿がたまってしまいます。
必ず放置せず、歯科医院にご相談下さい。