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デンタルQ&A

妊娠中の歯の治療について女性 5歳以下 2004/04/14
Q
現在妊娠7ヶ月です。先日奥歯の銀色の詰め物が取れてしまい、歯医者さんに行きました。少し虫歯になっていて妊娠中のため治療が出来ないので薬とプラスチックのようなものをとりあえず詰めておいていただきました。

それが、食後や朝起きたときなど口の中が薬っぽい味がして、それを飲み込んで胎児には、影響はないのか、とても不安で仕方ありません。教えてください。

A
一般論としていえば、妊娠7ヶ月といえば、安定期ですので、通常の歯科処置は、患者様の体調さえよければ全く問題なく行えます。

抜歯などの外科処置の場合は、緊急性がなければ、産後に行う場合もありますが、歯科治療全般に関して、胎盤があるため胎児への影響は、まずありません。応急処置しかしなかったその歯が、どの程度の虫歯で、どういう状態かは不明ですが、薬の上から蓋をしたプラスチックの詰め方に問題があるのではないかと推測されます。

薬の一部が、プラスチックの詰め物と歯質の隙間から染み出ているのでしょうから、つめなおされた方がよいと思われます。仮といえども、隙間なく詰めれる材料はたくさんあります。

薬が口の中へ漏れ出したからといって、害はありません。ましてや、あまりにも微量ですので、胎児への悪影響は、全くありません。ただ、ご自身が薬の味がするのは、不快でしょうから、詰めなおしをきちんとしてもらうか、通常の虫歯の治療をしてもらったほうがいいのではないでしょうか?歯科の治療に関していえば、産後の授乳期のほうが赤ちゃんへの影響を配慮して治療内容が制約される場合が多いです。

アマルガムを使わない歯医者を探しています? 5歳以下 2004/01/21
Q
初めまして。石井先生のHPを見させていただきました。ありがとうございます。実は、今、アマルガムを使わない歯医者を探しています。

また、削らないといけない虫歯があるのですが、麻酔を使わなくていい方法はありますか?また、そういう歯医者さんはどこにいらっしゃるのでしょうか?子供がいることもあり、石井先生の所は岡山市で遠いので残念ですが通えません。お知り合いの歯医者さんが近くにあれば、紹介して頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

A
申し訳ありませんが、貴殿の近隣でご紹介できる歯科医院を存じていません。現在では、アマルガムを使っていない歯科医院が大半のはずです。使っているかいないかは、事前に電話で問い合わせるか、来院時に、受付で聞けば良いと思います。

どんな材料を使用しているかを知るのは、治療を受ける患者さんの当然の権利ですので、遠慮せずに聞いてください。誠意ある回答が得られれば、信頼できる歯医者さんの目安になると思います。

”麻酔を使わなくてもいい方法はありますか?”についてですが、笑気による鎮静法で、痛みの感覚を鈍くする方法があります。小児に使用することが多いです。ただ、全く痛覚がなくなるのではないので、大きな虫歯になっている歯を削る時は麻酔が必要です。歯科で行う麻酔は、今ではほとんど無痛的に行える方法がありますので心配する必要はないと思いますが・・・。

妊娠9ヶ月です女性 5歳以下 2004/01/14
Q
メールで申し訳ありません。相談・質問なんですが、ずっと、痛いのと怖さで10年以上も歯医者に行く事が出来なくて、もう虫歯で歯がぼろぼろなので、行くのも恥ずかしく・・・このままの状態だと歯が全部、虫歯で無くなると思い、もうすぐ子供も生まれるので、人前に出ることもあるので、治療しなければと思っています。

歯医者と聞くだけで、胃が痛くなるくらい、恐怖感があるので・・・今は、無痛治療?レーザー治療とかあると聞いたので、そちらの病院でされているかと思い、メールしてみました。

もし、されているのなら、料金的なことをとかも知りたいのですが・・・。お手数ですが、よろしくお願いいたします。ちなみに、今、妊娠9ヶ月なんですが、出産後の方がいいんでしょうか?

A
一般論としてお話すると、安定期を過ぎた妊娠9ヶ月の場合は、歯科治療の場合、母体への負担を考えて、応急処置にとどめることがほとんどです。ただし、緊急性を要する処置は行います。

貴女の場合、文面から推察するに、口全体の治療には、ある程度の期間が必要と思われますので、産後落ち着いてから、本格的な治療に入った方がいいかと、思います。当医院では、無痛治療、レーザー治療を、治療前、治療中を通して、いろんな方法で行っています。別途の治療費は特に発生しませんのでご安心ください。少しでも、患者さんの不安を取り除くよう心がけています。

妊娠中の歯の治療について女性 5歳以下 2004/01/02
Q
現在、妊娠30週です。歯磨きには気をつけていましたが、先日明るい部屋で歯のチェックをしたら、左下の親知らずが黒くなっていました。横に生えていたので、今まで気がつきませんでした。今は痛みも何も感じません。それでも、これから痛くなる可能性があるのなら、今のうちに抜歯しておいた方がいいのでしょうか?

虫歯の状態は、親知らずとその隣の歯の間が、爪楊枝が入るくらい黒くなっています。抜歯となると、出血量も多い上、痛み止め、抗生物質などの薬を服用します。赤ちゃんへの影響を考えると、痛くない現在は、抜歯しない方向で治療しておきたい気持ちもあります。

痛みのない親知らずの虫歯は、急に痛み出すことがあるのか?応急処置ができるものなのか?思い切って今のうちに抜歯してしまったほうがいいのか?悩んでいます。

A
親知らずの虫歯の処置についてですが、今のところ自覚症状ないことや文面から判断して、大きな虫歯にはなっていないと思いますので、産後に処置すれば大丈夫だと思います。それでも心配なようでしたら、進行止めの薬を塗布しておけば良いです。

 もう一点、横に向いて生えているということですので、歯の周囲に細かい汚れが残って歯肉炎になって痛みがでやすいので、ブラッシングは丁寧にする必要があります。一般論でお話すれば、妊娠中の抜歯は、母体に重篤な全身疾患がないのであれば、安定期なら全く問題ありません。胎盤がありますので、胎児への薬の影響はありません。

むしろ、産後の授乳期のほうが要注意です。いずれにしても、ご心配のようでしたら、一度体調のいい時に、かかりつけの歯科医院で診察してもらい、ご自身の意向をふまえた処置をしてほしいことを伝えれば、的確な処置をしていただけれるのではないかと思いますが・・・。

虫歯が痛い女性 20代 2003/11/08
Q
実は、放置しておいた虫歯が痛んで困っています・・・・。生まれてこのかた歯医者に行ったことがなかったのですが、あまりにも痛いので行かなければと思っています。

歯科といえば、怖い・痛いというイメージのままなので、いい年をしてためらっているのですが・・・。ホームページを拝見して、行く勇気が沸いてきました(大げさですが)。私の会社から遠いですが、お伺いしてみようと思っています。

A
歯の治療というと、確かに怖い、痛いというイメージです。でも、最近の歯科医院は、治療前の十分な説明はもちろんのこと、患者さんの不安を少しでも和らげる工夫を、いろんな手法で行っているところが、多いと思います。もし、当医院で宜しければいつでも御来院ください。
歯を抜いた方が良いと言われたのですが・・・女性 5歳以下 2003/10/09
Q
10年ぐらい前に虫歯で神経を抜いたのですが、最近かぶせていたものがとれそうだったので、歯医者に行ってみました。

銀歯を取ってみると、歯の横に治療で削った小さな穴が空いていて、その中に歯肉に入り込んでいる状態でした。とりあえず、その穴に入りこんでいる歯肉を切ってみたところ、歯の下にある骨と歯がくっついてしまって、歯が溶けてしまう病気なので、抜いた方が良いと言われました。

私は、出来る限り抜きたくないのですが、どうしても抜かなくてはいけないのでしょうか?もし抜かないといけないとしても、他の病院で違う先生の意見も聞いてみたいのですが、そういうことはできるのでしょうか?お手数ですが返答お願いいたします。

A
一般論でいいますと、歯の中に下から歯肉が入り込んでしまった場合は、抜歯するしかしかたがない場合がありますが、抜歯する必要がない場合もあります。

いずれにしても、今通っている歯科医院の治療に少しでも疑問点があるのでしたら、別の歯科医の意見を聞くべきです。セカンドオピニオン(別の人の意見を聞いてみること)は、医療の分野では、患者さんの当然の権利です。

抜歯した歯は、二度と戻ってきませんから、2,3人別の歯科医院の門を叩いてみることが肝要かと思います。

虫歯だらけの乳歯の抜歯について女性 5歳以下 2003/08/27
Q
5才の娘がいます。虫歯のため、歯をほとんど抜かなくてはいけないといわれましたが、永久歯が生えてくるまでどうしたらよいでしょうか?
A
虫歯が進行し、歯の根の方まで化膿してしまった場合には、抜歯せざるを得ない場合もあります。ただ、乳歯を早期に抜歯すると、永久歯が生える場所の道しるべともいうべきものを失うため、歯列不正が高頻度で発現しますので、できるだけ抜歯せずに治療する方法を試みることが必要です。

また、何より食べ物を十分に咬めませんので、胃腸に負担をかけ、偏食を誘発することもありますので、しかたなく抜歯した後は、入れ歯を入れて、外観の回復と、咬む機能の回復により、顎の発育をよくすることも大事です。

発育途中の子供への入れ歯の装着は、顎の発育を制限してしまう場合もありますので、顎の成長発育に関して熟知した歯科医の十分な管理の下に使用する必要があります。

コーラは歯に悪いと聞きましたが・・・?男性 10代 2003/08/20
Q
息子は野球部に所属しており、帰宅すると、ほとんど毎日1リットル以上のコーラを飲みます。コーラを飲みすぎると、虫歯になりやすい、と聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
A

コーラは、おいしい飲み物として若年者を中心にたくさん飲まれていますが、はっきりいって、歯には非常によくありません。きわめて強い酸性であることと、多量の砂糖を含んでいるからです。

多量の砂糖は、虫歯菌のエサを多量に口の中に送り込んでいることになります。また、カロリーも非常に高いため、摂取しすぎますと、食欲が半減し朝昼晩の大事な3食の食事をあまりとらなくなり、体にとって必要な栄養素が不十分になる原因にもなります。

清涼飲料水は、毎日のおやつ代わりに飲んだりするのではなく、あくまでも、清涼感を味わいたいときに必要なだけ少量飲むというようにしましょう。

矯正治療で虫歯だらけに・・男性 10代 2003/08/02
Q
私の息子は先月矯正を終えました。息子の矯正は、主流の矯正装置ではなく、奥歯にバンドをして、針金を歯の裏側から通し、それを軸にワイヤーを使い、数本の歯を移動させる矯正でした。

ただ、その後、息子から衝撃的な事実を聞いたのです。息子の歯は、下顎は5番から7番まで上顎は4番から7番まで銀の詰め物や被った歯なのです。息子と色々話したのですが、数々疑問になったことがありましたので、お聞きしたいと思います。

 まず、矯正では初期虫歯を発見できなかったのかということです。いくらなんでも、毎月通っていて詰め物や神経まで達するまでの虫歯になることがあるのでしょうか?矯正歯科の言い分では、表面上では小さかったが、中で進行していたというのです。

全ての歯がそんなことになるのでしょうか?だとしても、凍みたりする自覚症状以前に発見はできないのでしょうか?前歯のワイヤーだった部分も虫歯になっていましたが、気づかれなかったそうです。矯正専門では、虫歯の管理はなされないのが普通らしいのですが、一般歯科への検診の勧めがなかったのは、こちらとしても、不満を持ちます。

 もう一つの疑問は、ブラッシング指導です。年に数回磨き残しの指導はあったものの、装置に関する指導はなく(前歯など装置があったところが虫歯になりました)、歯が弱いので、歯磨き頑張ってね、とだけ言われたそうです。ただ、今通っている一般歯科では、歯磨きができていない、歯石もついている、しっかりやっていたのか?など、厳しく言われたそうです。

たしかに、息子は性格もめんどくさがりですし、食生活も良くありませんでした。9年間も通っていて、歯が弱いから歯磨き頑張って、とだけしか言わないのは、指導のうちになるのでしょうか?言っても改善がないのなら、一度でもいいので、歯が磨けていないと自覚させるべきだったのではないでしょうか?今、息子はしっかりと毎食後磨いています。矯正の先生は、妥当な指導といっていますが、どうなのでしょうか?

歯磨きがしっかりできている方ならそうかもしれませ
んが、できない人に対しても、ただ頑張ってと言うだけで、しかも改善もしていないというのに、それは妥当だと、いえるのでしょうか?できるまで、指導するのが歯科医師ではないのでしょうか?また、息子は、高校の帰りに歯科によっていました。とはいえ、もし歯磨きができてなかったり、虫歯が多いのなら、親への報告などがあっても良いような気がします。先生の意見をお聞きください。

A
9年間も治療していたとのことですので、口の中の衛生指導は、当然行っていたはずですが、どの程度のことをやっていたのか、疑問が残ります。

矯正器具をつけると虫歯になりやすいのですから、口頭ではなく、定期的に歯が赤く染まる染め出し液を使用するなどして、具体的に、時間をとって、指導する必要があります。小児期の場合は、親御さんも交えて仕上げ磨きをする、などのブラッシング指導をするべきです。

 先日東京のある矯正専門医に対し、矯正治療中に虫歯ができたことへの賠償金の支払いを命じる、という記事が載っていました。私は、矯正治療中には、十分すぎるブラッシング指導やプラークコントロールの徹底をしなければならない、と日頃から痛感しています。

初期の虫歯の発見も当然歯科医の務めですから、矯正治療中に何本も虫歯になってしまうのは、歯科医の監督責任といわざるを得ないといのが私見です。

白い詰め物が変色してきたのですが・・・?女性 20代 2003/01/30
Q
私は、1年ほど前に、近所の歯医者さんで、下の前歯の歯と歯の間に小さな虫歯ができたので、白い詰め物をしてもらいました。最近、その部分をよく見ると、黒ずんできていて、また虫歯になっているようなんです。普段から人一倍一生懸命歯磨きはしているはずなのですが、こんなにすぐまた虫歯になるのでしょうか?
A
黒ずんできたのが、詰めた部分の詰め物そのものなのか、詰めた部分の周囲なのかが不明なのでお答えしにくいのですが、詰め物自体が変色しているのなら、詰めた材料の劣化が原因です。

一般に、白い詰め物には、レジン(プラスチック)が使用されます。レジンにもいろんな種類がありますので、早期に劣化して変色しやすい製品もあります。ただ、最近市販されているレジンの耐変色性は、かなり優れており、1年くらいでは、変色しないはずですが・・・?

もう一点、詰めた部分と自分の歯との境界が黒くなっているのでしたら、そこに、段差(ステップ)があるか、微妙な隙間がある可能性が大きいです。詰める処置をした際の技術的な問題が原因と考えられます。

後者の可能性が高いと思われますが。いずれにしても、黒くなっているのでしたら、詰めなおしが最善の方法かと思います。

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